民族薬物データベース

資料館生薬データベース

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生薬名	入手時名称	車前草
	正式名称	車前草
	日本語読み	しゃぜんそう, Shazensō
	現地読み	Chaqiancao
	ラテン名	Plantaginis Herba (JP), (CP)
	英語名	Plantago Herb (JP), Plantain Herb (CP)
薬用部位	分類	植物性生薬
薬用部位	細分類	全草
産地情報		中華人民共和国, 四川省
入手先情報		日本（ToS）, 大阪府, ㈱栃本天海堂（試供品）
入手年月日		2019/02/04
蒐集者		小松かつ子
TMPW No		29958

首都、省都または行政区域代表地点（都道府県庁所在地など）を表示しています。　　

30.572815

104.06680099999994

産地情報

中華人民共和国,四川省

https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_san.png

34.6937249

135.5022535

入手先情報

日本（ToS）,大阪府

https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_nyu.png

学術情報データベース

一般生薬名

車前草, Chaqiancao, Plantaginis Herba (JP18, CP2020), Plantago Herb (JP18), Plantain Herb (CP2020)

原植物名

Plantago asiatica Linn., オオバコ

原植物画像

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原植物科名

Plantaginaceae, オオバコ科

薬用部位

花期の全草

選品

青味がかった新鮮なものが良品である(TN)．

公定書

日局18，薬典(2020)

臨床応用

利尿，鎮咳，健胃整腸．

医学体系

中国医学

伝統医学的薬効

分類

利水滲湿薬

薬効

[性味] 甘，寒．
[帰経] 肝、腎、肺、小腸経．
[効能] 清熱利尿通淋，去痰，涼血，解毒．
[主治] 熱淋渋痛，水腫尿少，暑湿泄瀉，痰熱咳嗽，吐血衄血，癰腫瘡毒に用いる．

成分情報

モノテルペノイド Monoterpenoids
(*C1):
Aucubin

トリテルペノイド Triterpenoids
(*C2):
Ursolic acid

ステロール Sterols
(*C2):
beta-Sitosterol

フェニルプロパノイド Phenylpropanoids
(*C1):
Acteoside

フェニルプロパノイド Phenylpropanoids
(*C1):
Syringin

フラボンとフラボノール Flavones & Flavonols
(*C1):
Plantaginin, Hispidulin-7-glucoside (= Homoplantaginin)

成分構造式

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薬理作用

車前草の水浸剤は皮膚真菌の成長抑制作用をもつ．その他未詳．

DNA配列

L36454, AJ236046; 伝統医薬データベース.

証類本草（中国古典）

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適応症

尿量減少, 排尿痛, 排尿困難, 嘔吐, 下痢, 目の充血, 視力減退, 飛蚊症, 角膜混濁, 咳嗽, 多痰, 鼻出血, 血尿, 皮膚化膿症

方剤

通常, 方剤としない

広恵済急方（日本古典）　

Tips！

2. 卒暴諸証: 突然発症する病
└ 2-2. 衂血: 鼻の孔（あな）より血出るなり
【疾患注釈】人卒に鼻孔中より血出て數升（すうしょう）に至る者あり、或は湧が如く出るあり、或は點滴（ほたほたと）出るあり、或は鮮血、或は敗絮（ふるわた）如くかたまりたるあり　
【用法】車前草の葉を揉み汁を絞り取り鼻孔の中へ滴入るるをよしとす　＜中巻15丁＞

└ 2-4. 小便血: 小便に血下るなり
【疾患注釈】小便たちまちに鮮血（いろよき血）出づる事あり
【用法】車前草搗汁一合を服すべし　＜中巻22丁＞

広恵済急方の植物画像

（原文）

（訳文）

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