資料館生薬データベース
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産地情報
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_san.png
23.4800751
120.44911130000003
入手先情報
台湾,嘉義市
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_nyu.png
学術情報データベース
一般生薬名 | 天門冬, Tianmendong, Asparagi Radix (JP18), (CP2020), Asparagus Root (JP18), Cochinchinese Asparagus Root (CP2020) | |||||
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生薬異名 | 天冬 (Tiandong) | |||||
生薬画像 |
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原植物名 | Asparagus cochinchinensis Merrill, クサスギカズラ | |||||
原植物画像 |
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原植物科名 | Liliaceae, ユリ科 | |||||
薬用部位 | 根の肥大部(外皮を去ったもの) | |||||
選品 | 肉太く,緻密で黄白色半透明のものが良品.貴州省産が品質がよい(川天冬)(TN). | |||||
公定書 | 局外(1989), 薬典(2020), 日局18 | |||||
臨床応用 | 鎮咳,利尿,緩和,滋養,強壮薬として,虚した状態の人の咳嗽,咳血,空咳などに用い,また大便燥結などにも応用する. | |||||
医学体系 | 中国医学 | |||||
伝統医学的薬効 | 分類 | 補陰薬 | ||||
薬効 | [性味] 甘、苦,寒. [帰経] 肺、腎経. [効能] 養陰潤燥,清肺生津. [主治] 肺燥干咳,頓咳痰粘,腰膝酸痛,骨蒸潮熱,内熱消渇,熱病津傷,咽干口渇,腸燥便秘に用いる. | |||||
成分情報 | ステロール Sterols (*C1): beta-Sitosterol ステロイドサポニン及びサポゲニン Steroid saponins & Sapogenins (*C2): Smilageninをアグリコンとするステロイドサポニン その他の芳香族化合物 Other aromatic compounds (*C1): 5-Methoxy-methylfurfural アミノ酸 Amino acids (*C1): Asparagine その他 Others (*C1): 粘液質 | |||||
薬理作用 | 抗菌作用(グラム陽性菌). | |||||
DNA配列 | AB029804, AB029849; 伝統医薬データベース. | |||||
証類本草(中国古典) | ※画像をクリックすると本文の画像が表示されます 訳文画像を表示 | |||||
適応症 | 咳嗽, 乾咳, 無痰, 喀血, 呼吸困難, 慢性気管支炎, 結核, 痰に血が混ざる, 盗汗, 口渇, 便秘 | |||||
方剤 | 滋陰降火湯, 清肺湯, 黄耆別甲湯, 甘露飲 | |||||
同類生薬 | 麦門冬,Shatamuli (Ayurveda) | |||||
参考文献 | JP18: 第18改正日本薬局方. CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) . C1)和漢薬百科図鑑 Vol. I, pp 33-34. C2)生薬学概論, p 336. | |||||
備考 | 市場にはクサスギカズラの他,タチテンモンドウ Asparagus lucidus Lindl. var. pygmaeus Makino,A. filicinum Ham. および キジカクシ(龍鬚菜)A. schoberioides Kunth の根も出荷される可能性がある.天門冬は滋補肺腎の力が強く,麦門冬は清肺潤燥の力が強い.肺結核の燥咳には天門冬と麦門冬を同時に使用する. | |||||
更新日 | 2024/03/29 | |||||