資料館生薬データベース

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生薬名

入手時名称猪苓
正式名称猪苓
日本語読みちょれい, Chorei
現地読みZhuling
ラテン名Polyporus (JP), (CP)
英語名Polyporus Sclerotium (JP), Chuling (CP)
薬用部位分類植物性生薬
細分類菌核
産地情報中華人民共和国, 陝西省
入手先情報日本(ToS), 大阪府, ㈱栃本天海堂(試供品)
入手年月日2019/11/27
蒐集者小松かつ子
TMPW No30310

首都、省都または行政区域代表地点(都道府県庁所在地など)を表示しています。  
34.341574
108.93976999999995
産地情報
中華人民共和国,陝西省
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_san.png
34.6937249
135.5022535
入手先情報
日本(ToS),大阪府
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_nyu.png

学術情報データベース

一般生薬名猪苓, Zhuling, Polyporus (JP18), (CP2020), Polyporus Sclerotium (JP18), Chuling (CP2020)
生薬画像
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原植物名Polyporus umbellatus Fries, チョレイマイタケ
原植物科名Polyporaceae, サルノコシカケ科
薬用部位菌核
選品内部が白色で充実し,よく肥大したものが良品.しなびた感じのものや内部が紅色又は黒色のものは劣品(TN).
公定書日局18,薬典(2020)
臨床応用利尿,解熱,止渇薬として,小便不利,口渇,腎臓疾患などに応用する.漢方では余剰の水を除き,熱を冷ますとされる.
医学体系中国医学
伝統医学的薬効分類利水滲湿薬
薬効[性味] 甘、淡,平.
[帰経] 腎、膀胱経.
[効能] 利水滲湿.
[主治] 小便不利,水腫,泄瀉,淋濁,帯下に応用する.
成分情報その他の脂肪族関連化合物 Other aliphatic and related compounds
(*C1):
2-Hydroxytetracosanoic acid

多糖類 Polysaccharides
(*C1):
Glucan

ステロール Sterols
(*C1):
Ergosterol, Ergosta-4,6,8(14),22-tetraen-3-one

含硫アルカロイド及びその他の化合物 Sulfur containing alkaloids
(*C1):
Biotin

成分 構造式


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薬理作用利尿(水エキス).抗腫瘍(水溶性グルカン).
DNA配列D49670, D49671, D49672
証類本草(中国古典)※画像をクリックすると本文の画像が表示されます
適応症尿量減少, 浮腫, 泥状水様便, 帯下
方剤胃苓湯, 茵蔯五苓散, 茵蔯散, 加減胃苓湯, 加味八脉散, 九味半夏湯, 五苓散, 柴苓湯, 実脾湯, 四苓湯, 腎炎一方, 腎疸湯, 猪苓湯, 猪苓湯合四物湯, 当帰拈痛湯, 当帰白朮湯, 肺疳方, 巫神湯, 分消湯, 回春茵蔯散
参考文献JP18: 第18改正日本薬局方.
CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) .
C1)和漢薬百科図鑑 Vol. II, p 239-240.
備考日本産はくびれが多く,やや軽質で,真猪苓と称され,中国産は凹凸が少なく,硬質で,唐猪苓と称される.猪苓は茯苓と同様,利水,消腫,利湿,清熱の作用があるが,茯苓のように補益の作用がない.また熱性を伴う症状に応用する.
更新日2024/02/02