資料館生薬データベース

※画像をクリックすると、拡大して表示されます。
生薬名

入手時名称竜胆
正式名称竜胆
日本語読みりゅうたん, Ryūtan
現地読みLongdan
ラテン名Gentianae Scabrae Rhizoma (JP), Gentianae Radix et Rhizoma (CP)
英語名Japanese Gentian (JP), Chinese Gentian (CP)
原植物科名Gentianaceae, リンドウ科
薬用部位分類植物性生薬
細分類根+根茎
産地情報中華人民共和国, 遼寧省
入手先情報日本(ToS), 大阪府, ㈱栃本天海堂(試供品)
入手年月日2020/02/06
蒐集者小松かつ子
TMPW No30450

首都、省都または行政区域代表地点(都道府県庁所在地など)を表示しています。  
41.805699
123.43147199999999
産地情報
中華人民共和国,遼寧省
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_san.png
34.6937249
135.5022535
入手先情報
日本(ToS),大阪府
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_nyu.png

学術情報データベース

一般生薬名竜胆, Longdan, Gentianae Scabrae Radix (JP18), Gentianae Radix et Rhizoma (CP2020), Japanese Gentian (JP18), Chinese Gentian (CP2020)
生薬画像
More
※画像をクリックすると、拡大して表示されます。
原植物名Gentiana scabra Bunge1, Gentiana manshurica Kitagawa, Gentiana triflora Pallas, 他. トウリンドウ1
原植物画像
※画像をクリックすると、拡大して表示されます。
原植物科名Gentianaceae, リンドウ科
薬用部位根および根茎
選品淡黄かっ色でヒゲ根の多い大株のものが良い(TN).
公定書日局18,薬典(2020)
臨床応用苦味健胃薬として,ゲンチアナ (Gentiana lutea L. の根茎) と同様に用いる.漢方医学では抗炎症薬として,消化器の充血,炎症,尿道炎,リウマチなどに応用する
医学体系中国医学
伝統医学的薬効分類清熱燥湿薬
薬効[性味] 苦,寒.
[帰経] 肝、胆経.
[効能] 清熱燥湿,瀉肝胆火.
[主治] 湿熱黄疸,陰腫陰痒,帯下,湿疹掻痒,肝火目赤,耳鳴耳聾,脇痛口苦, 持続勃起症,驚風痙攣に用いる.
成分情報少糖類 Oligosaccharides
(*C1):
Gentianose, Gentiobiose

モノテルペノイド Monoterpenoids
(*C1):
Gentiopicrin, Swertiamarin, Gentianine
G. triflora var. japonica (*C1):
Trifloroside

キサントン類 Xanthones
(*C1):
Gentisin

その他の芳香族誘導体 Other aromatic derivatives
(*C1):
Gentisic acid

成分 構造式






※画像をクリックすると、拡大して表示されます。
薬理作用胃液分泌促進(エキス).
DNA配列AJ294588, AJ294648; 伝統医薬データベース.
証類本草(中国古典)※画像をクリックすると本文の画像が表示されます  訳文画像を表示
適応症黄疸, 排尿困難, 排尿痛, 尿の混濁, 陰嚢腫大, 陰痒, 帯下, 目の充血, 眼痛, 胸痛, 脇痛, 難聴, 耳の腫脹・疼痛, 高熱, 痙攣
方剤舒筋立安散, 疎経活血湯, 立効散, 龍胆瀉肝湯 [薛氏], 龍胆瀉肝湯 [一貫堂], 九味柴胡湯
同類生薬ゲンチアナ (Gentiana lutea L. の根茎),秦艽 (Gentiana macrophylla Pall., G. straminea Maxim., G. crassicaulis Duthie ex Burkill or G. dahurica Fisch. の根)
参考文献JP18: 第18改正日本薬局方.
CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) .
C1)和漢薬百科図鑑 Vol. I, pp 166-167.
備考中国産の「関龍胆」(東北諸省産) の中には,このほかG. triflora Pallas の地下部を混じている.また「雲南龍胆」,「貴州龍胆」(雲南,貴州,四川省産) はG. regescens Fr. の地下部を基源とする.
かつて日本産の「樺太龍胆」または「蝦夷龍胆」と称する生薬が市販されたことがあるが,基源は エゾリンドウ G. triflora Pallas var. japonica Hara の地下部であったが,今日では市場性はない.
更新日2021/09/27