資料館生薬データベース

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生薬名

入手時名称丹参
正式名称丹参
日本語読みたんじん, Tanjin
現地読みDanshen
ラテン名Salviae Miltiorrhizae Radix (JP), Salviae Miltiorrhizae Radix et Rhizoma (CP)
英語名Salvia Miltiorrhiza Root (JP), Danshen Root (CP)
原植物名Salvia miltiorrhiza Bge., タンジン
原植物科名Labiatae, シソ科
薬用部位分類植物性生薬
細分類
産地情報中華人民共和国, 安徽省
入手先情報日本, 大阪府, ㈱栃本天海堂
入手年月日2020/7/3
蒐集者小松かつ子
備考2020年拠点事業
TMPW No30654

首都、省都または行政区域代表地点(都道府県庁所在地など)を表示しています。  
31.820591
117.22721899999999
産地情報
中華人民共和国,安徽省
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_san.png
34.6937378
135.50216509999996
入手先情報
日本,大阪府
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_nyu.png

学術情報データベース

一般生薬名丹参, Danshen, Salviae Miltiorrhizae Radix (JP18), Salviae Miltiorrhizae Radix et Rhizoma (CP2020), Salvia Miltiorrhiza Root (JP18), Danshen Root (CP2020)
生薬異名赤参
生薬画像
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原植物名Salvia miltiorrhiza Bunge, タンジン
原植物画像
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原植物科名Labiatae, シソ科
薬用部位
選品太く,内側が紫黒色で菊花形の白点があるものが良い(NI).
公定書日局18,薬典(2020)
臨床応用活血,調経,消腫,鎮痛薬として,月経不調,腹痛,経閉,産後の悪阻腹痛,リウマチなどに応用する.
医学体系中国医学
伝統医学的薬効分類活血去瘀薬
薬効[性味] 苦,微寒.
[帰経] 心、肝経.
[効能] 活血去瘀,通経止痛,清心除煩,涼血消癰.
[主治] 胸痹心痛,脘腹脇痛,癥瘕積聚,熱痺疼痛,心煩不眠,月経不調,痛経経閉,瘡瘍腫痛に用いる.
成分情報ジテルペノイド Diterpenoids
S. miltiorrhiza (*C1):
Tanshinone I, Tanshinone IIA, Tanshinone IIB, Cryptotanshinone, Tanshinol I, Tanshinol II
S. miltiorrhiza (*C2,C3,C5,C6):
Danshenol A, Danshenol B, Dihydrotanshinone I, Cryptotanshinone, Tanshinone IIA, Danshexinkun A, Sugiol
S. deserta (*C2,C3,C5,C6):
6,7-Dehydroroyleanone, Royleanone, 7-O-Methylhorminone, Taxodione, 7-O-Acetylhorminone, Horminone

フェニルプロパノイド Phenylpropanoids
S. deserta (*C3,C5,C6):
Salvianolic acid K, Salviaflaside, Rosmarinic acid, Lithospermic acid B
S. miltiorrhiza (*C4):
Lithospermic acid B (Lithospermate B)

成分 構造式




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薬理作用空間認知機能障害改善作用,冠状動脈拡張作用,肝臓保護活性(Lithospermic acid B),アルドース還元酵素阻害,抗真菌,内皮依存性血管弛緩作用(Lithospermic acid B),腎機能改善作用(Lithospermic acid B)(*E1,2),ラジカル消去作用(*E3).
DNA配列L14407; 伝統医薬データベース.
証類本草(中国古典)※画像をクリックすると本文の画像が表示されます
適応症月経不順, 月経痛, 無月経, 産後瘀阻, 狭心痛, 脇痛, 皮膚化膿症, 不眠, 関節の腫脹・疼痛
方剤希有処方に配合
同類生薬紅秦艽(「備考」参照)
参考文献JP18: 第18改正日本薬局方.
CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) .
C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. I, pp 24-25.
C2) Chem.Pharm.Bull.,45,564(1997).
C3) Chem.Pharm.Bull.,45,1306(1997).
E1) Chem.Pharm.Bull.,36,316(1988).
E2) Nat.Med.,51,287(1997).
E3) Experimental & Toxicologic Pathway,47,341(1995).
備考紅秦艽は同属の Salvia przewalskii Maxim. の根で,駆瘀血,去風湿薬とされる.同種は丹参として中国市場に流通することがある.日本市場には S. miltiorrhiza 以外に,S. paramiltiorrhiza H.W. Li & X. L. Huang,S. sinica Migo の根も流通する.
更新日2021/09/27