資料館生薬データベース
※画像をクリックすると、拡大して表示されます。
首都、省都または行政区域代表地点(都道府県庁所在地など)を表示しています。
31.9110956
131.4238934
産地情報
日本,宮崎県
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_san.png
34.6937378
135.50216509999996
入手先情報
日本,大阪府
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_nyu.png
学術情報データベース
一般生薬名 | 竹節人参, Zhujieshen, Panacis Japonici Rhizoma (JP18, CP2020), Panax Japonicus Rhizome (JP18), Japanese Ginseng (CP2020) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
生薬異名 | 竹参, 竹節参 | |||||
生薬画像 |
| |||||
原植物名 | Panax japonicus C.A. Meyer, トチバニンジン | |||||
原植物画像 |
| |||||
原植物科名 | Araliaceae, ウコギ科 | |||||
薬用部位 | 根茎 | |||||
選品 | よく肥大したものが良品(TN). | |||||
公定書 | 日局18,薬典(2020) | |||||
臨床応用 | 健胃,解熱,去痰薬として用いる.人参に比べて新陳代謝機能の賦活作用は劣るが,健胃,解熱,去痰作用は勝るといわれる. | |||||
医学体系 | 日本漢方、中国医学 | |||||
伝統医学的薬効 | 薬効 | [薬性・性味] 甘、微苦,温. [帰経] 肝、脾、肺経. [効能] 散瘀止血,消腫止痛,去痰止咳,補虚強壮. [主治] 労嗽喀血,打撲損傷,咳嗽痰多,病後虚弱に用いる. | ||||
成分情報 | トリテルペン系サポニン Triterpenoid saponins (*C1): サポニン配糖体約5% [saponin glycosides approx.5%[ : Chikusetsusaponin I, Chikusetsusaponin Ia, Chikusetsusaponin Ib, Chikusetsusaponin III, Chikusetsusaponin IV, Chikusetsusaponin IV a, Chikusetsusaponin V | |||||
成分 構造式 |
※画像をクリックすると、拡大して表示されます。 | |||||
薬理作用 | 鎮静,鎮痙,解熱,鎮咳,去痰,腸管自動運動増強,ストレス性潰瘍抑制(chikusetsusaponinⅡ).コリン様作用,ヒスタミン遊離,消化性潰瘍抑制(非サポニン分画,chikusetsusaponin Ⅴ). | |||||
DNA配列 | 18SrRNA:D84100(*S1), matK:D89058(*S2), ITS:U41701, U41702; 伝統医薬データベース. | |||||
適応症 | 消化不良, 食欲不振, 慢性胃炎, 感冒, 急性気管支炎, 慢性気管支炎, 咳嗽, 喀痰 | |||||
方剤 | 参連湯 | |||||
同類生薬 | 人参 (Ginseng),紅参 (Red Ginseng),三七人参 (Panax Notoginseng Root),広東人参 (American Ginseng) | |||||
参考文献 | JP18: 第18改正日本薬局方. CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) . C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. I, pp 3-4. S1) Biol.Pharm.Bull.,19,1530(1996). S2) Biol.Pharm.Bull.,20,765(1997). | |||||
備考 | 江戸初期(1624~1643年)に人参の代用品として開発された.人参の代用として,小柴胡湯,半夏瀉心湯などに配合される. | |||||
更新日 | 2021/09/27 | |||||