資料館生薬データベース

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生薬名

入手時名称連翹
正式名称連翹
日本語読みれんぎょう, Rengyō
現地読みLianqiao
ラテン名Forsythiae Fructus (JP), (CP)
英語名Forsythia Fruit (JP), Weeping Forsythia Capsule (CP)
薬用部位分類植物性生薬
細分類成熟果実
産地情報中華人民共和国, 山西省運城
野生・栽培別野生
入手先情報日本(ToS), 大阪府, ㈱栃本天海堂(試供品)
入手年月日2021/04/01
蒐集者小松かつ子
TMPW No31067

首都、省都または行政区域代表地点(都道府県庁所在地など)を表示しています。  
35.026516
111.00746000000004
産地情報
中華人民共和国,山西省運城
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_san.png
34.6937249
135.5022535
入手先情報
日本(ToS),大阪府
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_nyu.png

学術情報データベース

一般生薬名連翹, Lianqiao, Forsythiae Fructus (JP18), (CP2020), Forsythia Fruit (JP18), Weeping Forsythia Capsule (CP2020)
生薬画像
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原植物名Forsythia suspensa Vahl, レンギョウ
原植物画像
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原植物科名Oleaceae, モクセイ科
薬用部位成熟果実
選品大粒で淡かっ色を呈し,表面が平滑な,新しいものが良い(TN).
公定書日局18,薬典(2020)
臨床応用消炎,利尿,排膿,解毒薬として,瘡瘍の炎症,皮膚病などに応用する.また鎮痛,鎮嘔,通経の効があるとされる.外科方面の妙薬.
医学体系中国医学
伝統医学的薬効分類清熱解毒薬
薬効[性味] 苦,微寒.
[帰経] 肺、心、小腸経.
[効能] 清熱解毒,消腫散結,疏散風熱.
[主治] 癰疽,瘰癧,乳癰,丹毒,風熱感冒,温病初起,温熱入営,高熱煩渇,神昏発斑,熱淋渋痛に用いる.
成分情報モノテルペノイド Monoterpenoids
F. suspensa (*C1):
Forsythide, Forsythide methylester

トリテルペノイド Triterpenoids
F. suspensa (*C1):
Oleanolic acid

リグナンとネオリグナン Lignans & Neolignans
F. suspensa (*C1, C2):
Arctiin, Arctigenin, Phillyrin, Matairesinoside, Matairesinol, Pinoresinol, Pinoresinol glucoside, Forsythiaside
F. koreana (*C1):
Forsythin

成分 構造式




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薬理作用利尿作用,抗菌作用(エキス;グラム陽性菌,グラム陰性菌,結核菌).
DNA配列AF231823; 伝統医薬データベース.
証類本草(中国古典)※画像をクリックすると本文の画像が表示されます
適応症発疹, 皮膚化膿症, リンパ節腫, 発熱, 高熱, 意識障害, 排尿痛, 排尿困難
方剤黄耆建中湯, 黄連消毒飲, 加減涼膈散, 加減涼膈散一方, 響声破笛丸, 駆風解毒散, 荊芥連翹湯[一貫堂], 荊芥連翹湯[回春], 柴胡清肝散, 四順清涼飲, 赤小豆湯, 舒筋立安散, 清胃瀉火湯, 清咽利膈湯, 清上防風湯, 清涼飲, 洗肝明目湯, 治頭瘡一方, 内疎黄連湯, 防風通聖散, 麻黄連軺赤小豆湯, 龍胆瀉肝湯 [一貫堂], 涼膈散, 連翹湯 [眼科], 連翹湯 [丹毒], 連翹湯 [本朝経験], 黄連解毒湯[回春]
同類生薬小連翹
参考文献JP18: 第18改正日本薬局方.
CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) .
C1)和漢薬百科図鑑 Vol. I, pp 296-298.
C2)生薬学概論, pp 248-249.
備考日局16では Forsythia suspensa or F. viridissima の果実を連翹として規定していた.中華人民共和国薬典では前者のみを規定する.
韓国産連翹(チョウセンレンギョウ)は F. koreana Nakai の果実で,正品の代用品であり,品質は劣る.
小連翹はオトギリソウ科の オトギリソウ Hypericum erectum Thunb. その他同属植物である.
更新日2022/09/29