資料館生薬データベース

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生薬名

入手時名称烏薬
正式名称烏薬
日本語読みうやく, Uyaku
現地読みWuyao
ラテン名Linderae Radix (JP), (CP)
英語名Lindera Root (JP), Combined Spicebush Root (CP)
薬用部位分類植物性生薬
細分類
産地情報中華人民共和国, 浙江省
野生・栽培別野生
入手先情報日本(ToS), 大阪府, ㈱栃本天海堂(試供品)
入手年月日2021/12/07
蒐集者小松かつ子
TMPW No31109

首都、省都または行政区域代表地点(都道府県庁所在地など)を表示しています。  
30.274084
120.15507000000002
産地情報
中華人民共和国,浙江省
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_san.png
34.6937249
135.5022535
入手先情報
日本(ToS),大阪府
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_nyu.png

学術情報データベース

一般生薬名烏薬, Wuyao, Linderae Radix (JP18, CP2020), Lindera Root (JP18), Combined Spicebush Root (CP2020)
生薬画像
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原植物名Lindera strychnifolia Fernandez-Villar, テンダイウヤク
原植物画像
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原植物科名Lauraceae, クスノキ科
薬用部位根(肥大根)
選品両端が尖って,中部が膨隆し,外部が赤褐色,内部が白色のものをくくり様又は芋様と言い,上等とされる (NI).
公定書局外(1989), 日局18,薬典(2020)
臨床応用芳香性健胃,鎮痛,鎮痙,強精薬として,胸脇脹痛,腹部冷痛,消化不良,膀胱が冷えて小便頻数などの症に応用する.
医学体系中国医学
伝統医学的薬効分類理気薬
薬効[性味] 辛,温.
[帰経] 肺、脾、腎、膀胱経.
[効能] 行気止痛,温腎散寒.
[主治] 寒凝気滞,胸腹脹痛,気逆喘急,膀胱虚冷、遺尿尿頻,疝気疼痛,経寒腹痛に用いる.
成分情報その他の脂肪族関連化合物 Other aliphatic and related compounds
(*C1):
Linderic acid

テルペノイド(精油) Terpenoids (Essential oils)
(*C1,C2):
Linderene, Isolinderene, Linderane, Lindenenone, Chamazulene, Linderazulene, Lindestrene, Isogermafurene, l-Borneol

アルカロイド Alkaloids
(*C2):
Laurolitsine

成分 構造式



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薬理作用腸管蠕動運動促進.
DNA配列AJ247169
証類本草(中国古典)※画像をクリックすると本文の画像が表示されます
適応症腹が冷えて痛む, ヘルニア, 呼吸困難, 呼吸促迫, 腹満, 月経痛, 頻尿, 夜尿症
方剤烏薬順気散, 烏苓通気湯, 芎帰調血飲, 行気香蘇散, 十六味流気飲, 正気天香湯, 当帰鬚散, 八味疝気方, 木通散
参考文献JP18: 第18改正日本薬局方.
CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) .
C1)和漢薬百科図鑑 Vol. I, pp 127-128.
C2)生薬学概論, p 309.
備考テンダイウヤクは中国原産で,秦代に徐福が日本の南紀にもたらしたとの伝説があり,日本の暖地に野性化してる.
更新日2021/09/27