資料館生薬データベース
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産地情報
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_san.png
34.0657179
134.55936010000005
入手先情報
日本,徳島県
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_nyu.png
学術情報データベース
一般生薬名 | 忍冬, Rendong, Lonicerae Folium cum Caulis (JP18), Lonicerae Japonicae Caulis (CP2020), Lonicera Leaf and Stem (JP18), Japanese Honeysuckle Flower (CP2020) | |||||
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生薬異名 | 忍冬藤, 金銀藤, 銀花藤 | |||||
生薬画像 |
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原植物名 | Lonicera japonica Thunberg, スイカズラ | |||||
原植物画像 |
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原植物科名 | Caprifoliaceae, スイカズラ科 | |||||
薬用部位 | 茎もしくは葉のついた茎 | |||||
選品 | 色の青々とした,新しいものが良いとされる(NI).江蘇省産「銀花藤」が品質最高(TN). | |||||
公定書 | 局外(1989), 日局18, 薬典(2020) | |||||
臨床応用 | 解熱,解毒,利尿,消炎薬として,腫物,痔,淋疾,小便不利,きのこの中毒などに,民間的に応用する.腫物や痔には濃煎液を外用してもよい.その他筋骨疼痛にも用いる. | |||||
医学体系 | 中国医学 | |||||
伝統医学的薬効 | 分類 | 清熱解毒薬 | ||||
薬効 | [性味] 甘,寒. [帰経] 肺、胃経. [効能] 清熱解毒,疏風通絡. [主治] 温病発熱,熱毒血痢,癰腫瘡瘍,風湿熱痺,関節紅腫熱痛に用いる. | |||||
成分情報 | フラボンとフラボノール Flavones & Flavonols (*C1): Lonicerin (= Luteolinrhamnoglucoside) タンニン Tannins (*C1): タンニン | |||||
薬理作用 | 血糖上昇. | |||||
DNA配列 | AF207727,AF207728,AF207729,AF207730,AF207731,AF207732,AF207733,AF207734 | |||||
証類本草(中国古典) | ※画像をクリックすると本文の画像が表示されます | |||||
適応症 | 皮膚化膿症, 咽喉の腫脹疼痛, 下痢, 血便, 発熱, 発疹, 悪寒, 関節の腫脹・疼痛 | |||||
方剤 | 治頭瘡一方, 香川解毒剤, 紫根牡蠣湯, 活血解毒湯, 小解毒湯 | |||||
広恵済急方(日本古典) Tips! | <1. 卒倒の類: 人俄に倒れる病の類 └ 1-12. 脚気衝心: 脚気の毒が脚より腹に入り胸元へ衝き上げる状態 【疾患注釈】凡(おおよそ)此証最初に脚膝弱、或は頑麻(しびれ)、或はだるく痛、或は轉筋抅急(すじひきつめ)、或は踵跟(きびす)足心(あしのうら)等隠隠(どこともなく)痛、或は脛脚(はぎすね)に肘腫(むくみ)ある等の証ありて、或は小腹(したばら)麻痺(しびれ)、卒(にわか)に嘔吐を発し上衝(つきあげ)強く、肩にて息をなし、喘息して白汗出、乍(たちまち)寒乍熱、煩悶(くるしみもがき)やまず、或は精神漸々に恍惚となり、或は譫語(たわごと)を発し、遂に無性となる、是脚気の衝心にて九死一生なり、急に理法を施すべし 又其初憎寒(さむけ)壮(つよく)、熱いで全く傷寒のごとくなる有見誤るべからず 衝心の節に至りて、病発に右の如く脚に疾(やまい)ある事を知ざれば、理療に違ひあり、病人も心付ず別の事と思ひ、告語(つげいた)らず、事を誤ることあり よくよく心を用て問べし 【用法】枇杷葉又は蜜柑の葉、水にて煎じ用ゆ、又牛蒡の根酒に浸し飲、又忍冬の葉或は花末となし酒にて飲べし <上巻62丁> 6. 諸物中毒: 諸毒にあたる類 └ 6-2. 中諸穀菜毒: 穀類や野菜の毒にあたる 中菌蕈類毒: 菌蕈(きのこ)の類の毒にあたる 【用法】忍冬生草ならば、其侭啖(そのままくら)ひ、乾きたるは煎じ服すべし <下巻49丁> | |||||
広恵済急方の植物画像 |
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関連情報 | 新訂和漢薬 | |||||
同類生薬 | 金銀花 | |||||
参考文献 | JP18: 第18改正日本薬局方. CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) . C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. II, pp 172-173. L1) 官準 広恵済急方 L2) 近世歴史資料集成第2期 (第9巻) 民間治療(2) pp. 240, 241, 314. L3) 新訂 和漢薬 | |||||
備考 | 中国では一般に「金銀藤」と称し,葉のついた幼枝を「銀花藤」といい,古い茎だけのものを「忍冬藤」といっている.日本では一般に「忍冬」または「にんどう」の名で市販される.金銀花より清熱解毒の力は弱いが,去風活絡の効が強いとされる.日本では民間薬として多く用いられる. | |||||
更新日 | 2021/09/27 | |||||