資料館生薬データベース
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産地情報
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_san.png
34.6937378
135.50216509999996
入手先情報
日本,大阪府
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_nyu.png
学術情報データベース
一般生薬名 | 弟切草, Otogirisō, Hyperici Erecti Herba | |||||
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生薬異名 | 小連翹 | |||||
生薬画像 |
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原植物名 | Hypericum erectum Thunberg, オトギリソウ | |||||
原植物画像 |
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原植物科名 | Clusiaceae, オトギリソウ科 | |||||
薬用部位 | 開花期の全草 | |||||
臨床応用 | 止血,収斂,含嗽薬として煎剤を外用する.鮮葉および茎の搾汁は創傷,打撲傷,痔などに外用する.その他花を乾燥したものを黄疸,水腫に煎服する. | |||||
医学体系 | 民間療法 | |||||
成分情報 | セスキテルペノイド Sesquiterpenoids H. perforatum (*C1): Gurjunen アントラキノン Anthraquinones H. erectum, H. perforatum セイヨウオトギリソウ/St. John's Wort (*C1): Hypericin H. perforatum (*C1): Hyperico-dehydrodianthron, Protohypericin, Pseudohypericin フラボンとフラボノール Flavones & Flavonols H. perforatum (*C1): Quercetin, Hyperin (Quercetin-3-D-galactoside) | |||||
成分 構造式 |
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薬理作用 | モノアミンオキシダーゼ阻害,ミトコンドリアの呼吸阻害活性,C-キナーゼ依存性リン酸化反応阻害活性,レトロウイルス増殖阻害作用,光増感作用(hypericin) | |||||
DNA配列 | AF206934 | |||||
適応症 | 切り傷, 打撲外傷, 出血, 痔 | |||||
方剤 | 民間薬とされる | |||||
同類生薬 | セント・ショーンズ・ワート(St. John's Wort) | |||||
参考文献 | C1)和漢薬百科図鑑 Vol. Ⅱ, pp 8-9. | |||||
備考 | Hypericin は皮膚炎の原因となるので生汁は内服してはいけない.徳島の民間では全草の乾燥品を細切し,酒に浸して中風,リウマチ,神経痛の予防薬としている.同類生薬のセント・ジョーンズ・ワートは『セイヨウオトギリソウ』の地上部で,ヨーロッパにおいて更年期の抑うつ状態,神経的な興奮の治療薬として内用し,切り傷,神経痛の痛み,火傷などに外用する.健康食品として日本にも流通しており,ストレス解消などの効果があるとされる.最近これを含量する製品を摂取することにより,薬物代謝酵素であるチトクローム P450 のサブタイプ CYP3A4 および CYP1A2 が誘導されることが知られており,医薬品との相互作用(効果の減少)に関して注意が喚起されている. 注意すべき医薬品は次のとおり:HIVプロテアーゼ阻害剤(インジナビル,サキナビル,リトナビル,ネルフィナビル),HIV逆転写酵素阻害剤(エファビレンツ,ネビラピン),ワルファリン,ジゴキシン,テオフィリン,シクロスポリン,抗てんかん薬(フェニトイン,カルバマゼピン,フェノバルビタール),経口避妊薬,マレイン酸フルボキサミン. | |||||
更新日 | 2022/02/04 | |||||