資料館生薬データベース
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産地情報
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34.6937378
135.50216509999996
入手先情報
日本,大阪府
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_nyu.png
学術情報データベース
一般生薬名 | はこべ, Hakobe | |||||
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生薬異名 | 蘩縷 | |||||
生薬画像 |
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原植物名 | Stellaria media (L.) Villars, コハコベ | |||||
原植物画像 |
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原植物科名 | Caryophyllaceae, ナデシコ科 | |||||
薬用部位 | 全草 | |||||
臨床応用 | 民間的に主に単味で用いる.浄血および催乳薬として婦人の産後の妙薬である.また歯痛,打ち身,腫れ物などに葉や茎を蒸して温罨法する.虫垂炎,胃腸炎,浮腫にも生の絞り汁または煎液を服する. | |||||
医学体系 | 中国医学 | |||||
伝統医学的薬効 | 分類 | 活血去瘀薬 | ||||
薬効 | 積年の悪瘡を治す. | |||||
薬理作用 | 未詳. | |||||
DNA配列 | AF207027, L78051, M62570, M82340 | |||||
証類本草(中国古典) | ※画像をクリックすると本文の画像が表示されます | |||||
適応症 | 乳汁分泌不全, 歯痛, 虫垂炎, 胃腸炎, 浮腫 | |||||
方剤 | 民間薬とされる | |||||
広恵済急方(日本古典) Tips! | 3. 外傷の類: 怪我や蟲獣(むし、けだもの)に咬まれる等の外傷 └ 3-4. 跌撲、堕落、靨倒、閃挫、落馬(うちうたれ、たかき所よりおち、おしたおされ、くじき、らくば) └ 諸閃肭、閃腰、打傷并手足損傷(もろもろひきくじき、こしちがえ、うちみまたてあしそんざし):血出ずして痛み惟其處の色、或は青く、或は紫なる。 【用法】蘩縷の茎葉ともに搗て、染家糊に和(まぜ)て痛所にぬるべし <中巻64丁> 3. 外傷の類: 怪我や蟲獣(むし、けだもの)に咬まれる等の外傷 └ 3-11. 諸獣囓傷: 獣に噛まれる、鼠咬 【疾患注釈】鼠に咬(かまれ)たる 【用法】牡蠣、石灰、黄栢の末三味等分にして、蘩縷の汁によくよく和(まぜ)て塗るべし <中巻86丁> | |||||
広恵済急方の植物画像 |
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関連情報 | 新訂和漢薬 | |||||
参考文献 | L1) 官準 広恵済急方. L2) 近世歴史資料集成第2期 (第9巻) 民間治療(2). L3) 新訂 和漢薬. | |||||
備考 | ミドリハコベ Stellaria neglecta Weihe が混入されることもある.ウシハコベ Malachium aquaticum (L.) Fries = S. aquatica (L.) Scop. の混入はほとんどない.また市販品にはしばしばオランダミミナグサ Cerastium glomeratum Thuill. およびミミナグサ C. holosteoides Fries var. angustifolium Mizushima = C. holosteoides Fries var. hallaisanense (Nakai) Mizushima の全草が約5%ほど混入される. | |||||
更新日 | 2022/02/04 | |||||