資料館生薬データベース

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生薬名

入手時名称甘茶
正式名称甘茶
日本語読みあまちゃ, Amacha
現地読みAmacha
ラテン名Hydrangeae Dulcis Folium (JP)
英語名Sweet Hydrangea Leaf (JP)
原植物名Hydrangea macrophylla Seringe var. thunbergii Makino, アマチャ
原植物科名Saxifragaceae, ユキノシタ科
薬用部位分類植物性生薬
細分類葉+枝先
入手先情報日本, 大阪府, ㈱栃本天海堂
TMPW No3967

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産地情報
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_san.png
34.6937378
135.50216509999996
入手先情報
日本,大阪府
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_nyu.png

学術情報データベース

一般生薬名甘茶, Amacha, Hydrangeae Dulcis Folium (JP18), Sweet Hydrangea Leaf (JP18)
生薬画像
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原植物名Hydrangea macrophylla Seringe var. thunbergii Makino, アマチャ
原植物画像
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原植物科名Saxifragaceae, ユキノシタ科
薬用部位葉及び枝先
選品暗緑色~暗黄緑色で,葉以外の夾雑物の混入が認められないものが良品(TN).
公定書日局18
臨床応用甘味,矯味料として,家庭薬や口内清涼剤の製造原料にされる.
医学体系民間療法
伝統医学的薬効分類日本
成分情報フェニルプロパノイド Phenylpropanoids
(*C2):
Chlorogenic acid

フラボンとフラボノール Flavones & Flavonols
(*C2):
Kaempherol, Quercetin, Rutin

クマリン類 Coumarins
(*C2):
Umbelliferone

イソクマリン類 Isocoumarins
(*C1,C2):
d-Phyllodulcin, Hydrangenol

フェノール系化合物 Phenol derivatives
(*C1):
Hydrangea-glucoside A, Hydrangea-glucoside B, Hydrangea-glucoside C
(*C2):
p-Hydroxybenzoic acid, Gallic acid

成分 構造式



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薬理作用未詳.
方剤家庭薬製剤に配合
参考文献JP18: 第18改正日本薬局方.
C1)和漢薬百科図鑑 Vol. II, pp 86-87.
C2)生薬学概論, pp 292-293.
備考葉はもんでやや発酵させたもので,加工過程上ちぢれている.生の葉には甘味は無く,発酵させ手でもむ等の調製により,加水分解生成物 phyllodulcin (甘味成分) が生じる.アマチャは江戸時代にその煎汁を灌仏会 (4月8日) の甘茶湯として用いたもので,薬用の歴史は浅い.
更新日2023/03/03