資料館生薬データベース
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産地情報
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_san.png
23.4800751
120.44911130000003
入手先情報
台湾,嘉義市
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_nyu.png
学術情報データベース
一般生薬名 | 香薷, Xiangru, Moslae Herba (CP2020), Elsholtziae Herba, Chinese Mosla (CP2020), Haichow Elsholtzia Herb | |||||
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生薬画像 |
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原植物名 | Elsholtzia haichowensis Sun1, Mosla chinensis Maximowicz2, 江香薷1, 青香薷: ホソバヤマジソ2 | |||||
原植物画像 |
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原植物科名 | Labiatae, シソ科 | |||||
薬用部位 | 全草 | |||||
選品 | 十月頃の霜に遇った長刀のような形をしたものを採り,長く貯えた陳いものが良い (NI). | |||||
公定書 | 薬典(2020) | |||||
臨床応用 | 発汗,解熱,利尿薬として,感冒時の発熱悪寒,腹痛,吐瀉,全身浮腫などに1日5~15gを煎服する. | |||||
医学体系 | 中国医学 | |||||
伝統医学的薬効 | 分類 | 辛温解表薬 | ||||
薬効 | [性味] 辛,徽温. [帰経] 肺、胃経. [効能] 発汗解表,化湿和中. [主治] 暑湿感冒,悪寒発熱,頭痛無汗,腹痛吐瀉,水腫,小便不利に用いる. | |||||
成分情報 | モノテルペノイド Monoterpenoids Elsholtzia ciliata (*C1): Elsholtzia ketone, Dehydroelsholtzione (Naginata ketone) Elsholtzia oldhami (*C1): Dehydroelsholtzione Elsholtzia nipponica (*C1): p-Cymene, Geraniol Mosla chinensis (*C1): p-Cymene, Carvacrol フラボンとフラボノール Flavones & Flavonols Mosla chinensis (*C2): Negletein | |||||
成分 構造式 |
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薬理作用 | 未詳. | |||||
適応症 | 小便不利, 発熱, 腹痛, 吐瀉, 頭痛 | |||||
方剤 | 希有処方に配合 | |||||
広恵済急方(日本古典) Tips! | 1. 卒倒の類: 人俄に倒れる病の類 └ 1-10. 霍乱: 驕(この)病乾湿の二つあり、湿霍乱は吐瀉(はきくだ)して腹痛甚しきなり、乾霍乱は吐もせず瀉(くだし)もせず惟(ただ)心腹纒続大(むねはらしぼるごとくいたみ)に苦悶(くるしむ)を言なり 何れも危急なる証にて種々の変化一條に載がたし、療法も亦変化あり └ 湿霍乱: 病発(びょうはつ)に頭痛痃痺(めまい)ある者あり、又頭痛痃痺なく初より先吐して後に瀉(くだす)者あり、先瀉して後に吐するあり、吐瀉の前より腹痛甚しきあり、吐瀉ありて後に腹痛甚しきあり、何れも腹中ひきしめ痛まざるはなし、扨吐して吐やまず、瀉して瀉やまず、或は吐瀉ともにやまず、湯も薬も口に入らず、或は口乾て水を飲んとし、或は悪寒甚しく、或は熱を発し、喘急(いきづかいせわ)しく手足共に厥冷(ひえあがり)戦掉(ふるえ)、軽きは両脚轉筋(すじひきつめ)重きは惣身(そうみの)轉筋(すじひきつめ)、冷汗出脣(くちびる)舌動かず漸々(ぜんぜん)に昏(つかれ)倦(むちゅうに)なるなり 【用法】扁豆、香薷、各一匁水に煎じ服すべし <上巻36丁> 2. 卒暴諸証: 突然発症する病 └ 2-1. 吐血: 人忽(たちまち)血を吐(はく)なり 此証一様ならず故に七ケ條に分たり └ 中暑吐血: 夏炎熱の節、旅行などして終(つい)に暑毒(しょき)に中(あた)りて吐血する者あり、其証気怯(そのしょうきよわく)、體倦(からだつかれ)、息微かに或は熱し渇つよく、煩悶(いきれもだえ)て吐血するあり 【用法】黄連、香薷一匁宛(ずつ)水に煎じ服す <中巻7丁> | |||||
関連情報 | 新訂和漢薬 | |||||
参考文献 | CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) . C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. Ⅱ, pp 43-46. C2) J. Nat. Prod., 48, 819 (1985). L1) 官準 広恵済急方. L2) 近世歴史資料集成第2期 (第9巻) 民間治療(2). L3) 新訂 和漢薬 pp. 453-454. | |||||
備考 | 日本および韓国産はナギナタコウジュ Elsholtzia ciliata (Thunb.) Hylander といわれているが,現在日本で用いられるものはすべて中国からの輸入品である. | |||||
更新日 | 2022/02/09 | |||||