資料館生薬データベース

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生薬名

入手時名称甘松
正式名称甘松香
日本語読みかんしょうこう, Kanshōkō
現地読みGansong
ラテン名Nardostachys Radix et Rhizoma (CP)
英語名Nardostachys Root (CP), Nardostachys Rhizome
原植物名Nardostachys chinensis Batal.
原植物科名Valerianaceae, オミナエシ科
薬用部位分類植物性生薬
細分類根茎
入手先情報香港, 永大行
入手年月日1972/12/00
蒐集者難波恒雄
同定者山路誠一
備考Nat.Med.,53(2),61-71(1999)
TMPW No4271

学術情報データベース

一般生薬名甘松香, Gansongxiang, Nardostachys Radix et Rhizoma (CP2020), Nardostachys Root (CP2020)
生薬異名甘松(Gansong
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原植物名Nardostachys chinensis Batalin, Nardostachys jatamansi DC. (= Nardostachys grandiflora DC.) (B1)
原植物画像
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原植物科名Valerianaceae, オミナエシ科
薬用部位根茎
公定書薬典(2020)
臨床応用鎮痛,鎮静,健胃薬として,心腹の満痛,胃痛,嘔吐,食欲不振,久しい下痢症状などに応用する.また脚気の浮腫に煎液を湯剤として温湿布する.現在では薬用より薫香料として多く用いられる.
医学体系中国医学
伝統医学的薬効分類理気薬
薬効[性味] 辛、甘,温.
[帰経] 脾、胃経.
[効能] 理気止痛,開郁醒脾; 去湿消腫 (外用).
[主治] 胃腹脹満,食欲不振,嘔吐に応用し,歯痛,脚気腫毒に外用する.
成分情報テルペノイド(精油) Terpenoids (Essential oils)
N. grandiflora (*C1):
d-Nardostachone

セスキテルペノイド Sesquiterpenoids
N. grandiflora (*C1):
Valeranone

クマリン類 Coumarins
N. grandiflora (*C1):
Jatamansin, Oroselol

成分 構造式


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薬理作用鎮静作用
DNA配列AF446950
証類本草(中国古典)※画像をクリックすると本文の画像が表示されます  訳文画像を表示
適応症胸が苦しい, 腹満, 腹痛, 食欲不振, 脚気水腫, 下痢, 嘔吐
方剤希有処方に配合
同類生薬Jatamansi(アーユルヴェーダ), sPang-spos(チベット医学)
参考文献CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) .
B1)Nat.Med.,53(2),61-71(1999).
C1)和漢薬百科図鑑 Vol. I, pp 50-51.
備考"Jatamansi" 及び "sPang-spos" は Nardostachys grandiflora の根茎及び根である."Jatamansi" はアーユルヴェーダ(インド医学)でヒステリー,分裂症,痙攣,高血圧,抜け毛,白髪,月経困難症,不眠症,興奮に応用され,"sPang-spos" はチベット医学で清熱解毒,虚寒消種,接骨,排膿薬として流行性発熱,熱性疾患,皮膚炎に応用される.
更新日2021/09/28