資料館生薬データベース

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生薬名

入手時名称旱蓮草
正式名称旱蓮草
日本語読みかんれんそう, Kanrensō
現地読みHanlyeoncho
ラテン名Ecliptae Herba (CP)
英語名Yerbadetajo Herb (CP)
原植物名Eclipta prostrata L., タカサブロウ
原植物科名Compositae, キク科
薬用部位分類植物性生薬
細分類全草
入手先情報大韓民国(韓国), 大邱
入手年月日1971/04/00
TMPW No4384

首都、省都または行政区域代表地点(都道府県庁所在地など)を表示しています。  
産地情報
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_san.png
35.8714354
128.601445
入手先情報
大韓民国(韓国),大邱
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_nyu.png

学術情報データベース

一般生薬名旱蓮草, Hanliancao Ecliptae Herba (CP2020), Yerbadetajo Herb (CP2020)
生薬画像
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原植物名Eclipta prostrata Linn., タカサブロウ
原植物科名Compositae, キク科
薬用部位全草
公定書薬典(2020)
臨床応用強壮,止血薬として,肝臓の陰虚,血痢,便血などに応用する.
医学体系中国医学
伝統医学的薬効分類補陰薬
薬効[性味] 甘、酸,寒.
[帰経] 腎、肝経.
[効能] 滋補肝腎,涼血止血.
[主治] 肝腎陰虚,牙歯松動,須髪早白,眩晕耳鳴,腰膝酸軟,陰虚血熱吐血、衄血、尿血,血痢,崩漏下血,外傷出血に用いる.
成分情報カロテノイド及びビタミンA Carotenoids & Vitamin A
Wedelia chinensis (*C1):
Vitamin A様物質/ Vitamin A-like substances

クマリン類 Coumarins
Eclipta prostrata, Wedelia chinensis (*C1):
Wedelolactone

ピリジンアルカロイド Pyridine alkaloids
Eclipta prostrata (*C1):
Nicotine

成分 構造式

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薬理作用未詳.
DNA配列U74391, U74440
適応症出血, 血便, めまい, 耳鳴り, 腰膝無力, 吐血, 鼻出血, 血尿, 外傷出血, 下血
方剤希有処方に配合
参考文献CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) .
C1)和漢薬百科図鑑 Vol. Ⅱ, pp 23-24.
備考中国南部の浙江,江蘇,上海地区では,オトギリソウ科/Hypericaceae の トモエソウ Hypericum ascyron L. の全草を,旱蓮草,紅旱蓮草などと称し薬用にする.また北方地区の河北,河南,陜西省などでは,バラ科/Rosaceae の Potentilla paradoxa Nutt. (仰臥委陵采) の全草を挫切したものを旱蓮草と称して薬用にしている.福建省漳州地区ではキク科/Compositae の ハマグルマ Wedelia prostrata Hemsl. を旱蓮草と称している.
また台湾では,キク科/Compositae の クマノギク Wedelia chinensis (Osbeck) Merr. (= W. calendulacea Less.) の全草を旱蓮草,田窩草,黄花田路草,蛇舌黄などと称している.
更新日2022/02/07