資料館生薬データベース

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生薬名

入手時名称延胡索
正式名称延胡索
日本語読みえんごさく, Engosaku
現地読みYanhusuo
ラテン名Corydalis Tuber (JP), Corydalis Rhizoma (CP)
英語名Corydalis Tuber (JP), Yanhusuo (CP)
原植物名Corydalis turtschaninovii Besser f. yanhusuo Y.H. Chou et C.C. Hsu
原植物科名Papaveraceae, ケシ科
薬用部位分類植物性生薬
細分類塊茎
産地情報中華人民共和国
入手先情報香港, 隆泰貿易行
入手年月日1966/06/04
TMPW No4417

学術情報データベース

一般生薬名延胡索, Yanhusuo, Corydalis Tuber (JP18), Corydalis Rhizoma (CP2020), Corydalis Tuber (JP18), Yanhusuo (CP2020)
生薬異名元胡, 玄胡索
生薬画像
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原植物名Corydalis turtschaninovii Besser forma yanhusuo Y. H. Chou et C. C. Hsu
原植物画像
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原植物科名Papaveraceae, ケシ科
薬用部位塊茎
選品円くて粒の大きい,黄色のものが良いとされる(NI).
公定書日局18,薬典(2020)
臨床応用鎮痙,鎮痛,消化性潰瘍治療薬として,頭痛,胸やけ,胃痛,腹痛,月経痛に応用する.特に婦人の月経不通による下腹部の痛みによい.また胃,十二指腸潰瘍治療に用いる.
医学体系中国医学
伝統医学的薬効分類活血去瘀薬
薬効[薬性・性味] 辛、苦,温.
[帰経] 肝、脾経.
[効能] 活血,利気,止痛.
[主治] 胸脇・腹部疼痛,経閉痛経,産後瘀阻,打撲腫痛に用いる.
成分情報イソキノリンアルカロイド Isoquinoline alkaloids
Corydalis spp. (*C1):
dl-Tetrahydropalmatine, l-Tetrahydrocoptisine, d-Corydaline, d-Base II, dl-Base II, l-Canadine, l-Tetrahydrocolumbamine, d-Corybulbine, l-Scoulerine, Coptisine, Dehydrocorydaline, Dehydrothalictrifoline, Berberine, Dehydrocorybulbine, Columbamine, d-Glaucine, d-Isocorydine, Columbamine, d-Norisocorydine, Bulbocapnine, Protopine, alpha-Allocryptopine, Ambiguapine
C. decumbens (*C2):
Palmatine, Tetrahydropalmatine, Decumbensine, Protopine, Bulbocapnine, Adlumidine

成分 構造式




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薬理作用鎮痛作用(エキス). 中樞抑制,鎮痛作用 (tetrahydropalmatine), 胃液分泌抑制作用 (dehydrocorydaline).
DNA配列AF093722,AF094544,U86622; 伝統医薬データベース.
証類本草(中国古典)※画像をクリックすると本文の画像が表示されます
適応症月経痛, 無月経, 産後瘀阻, 胸痛, 上腹痛, 打撲外傷による腫脹・疼痛, 下腹痛, 胃潰瘍, 十二指腸潰瘍
方剤安中散, 烏苓通気湯, 牛膝散, 折衝飲, 八味疝気方
参考文献JP18: 第18改正日本薬局方.
CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) .
C1) 和漢薬百科図鑑 Vol.I,pp 83-86.
C2) Shoyakugaku Zasshi,47,440(1993).
備考Corydalis turtschaninovii forma yanhusuo は中国浙江,江蘇省で栽培される.本種の塊茎が正条品であるが,その他,C. nakaii Ishidoya コウライエンゴサクが内蒙古,東北諸省,朝鮮半島に産する.
更新日2021/09/27