資料館生薬データベース

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生薬名

入手時名称沢瀉
正式名称沢瀉
日本語読みたくしゃ, Takusha
現地読みZexie
ラテン名Alismatis Tuber (JP), Alismatis Rhizoma (CP)
英語名Alisma Tuber (JP), Oriental Waterplantain Rhizome (CP)
原植物名Alisma orientale Juzep., サジオモダカ
原植物科名Alismataceae, オモダカ科
薬用部位分類植物性生薬
細分類塊茎
入手先情報日本, 大阪府, 新和物産
入手年月日1970/12/23
TMPW No4421

首都、省都または行政区域代表地点(都道府県庁所在地など)を表示しています。  
産地情報
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_san.png
34.6937378
135.50216509999996
入手先情報
日本,大阪府
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_nyu.png

学術情報データベース

一般生薬名沢瀉, Zexie, Alismatis Tuber (JP18), Alismatis Rhizoma (CP2020), Alisma Tuber (JP18), Oriental Waterplantain Rhizome (CP2020)
生薬異名建沢,川沢
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原植物名Alisma orientale Juzepczuk, サジオモダカ
原植物画像
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原植物科名Alismataceae, オモダカ科
薬用部位塊茎(周皮を除いたもの)
選品球形でよく肥大し,内部が類白色のものが良品.内部が淡かっ色のものは次品である(TN).
公定書日局18,薬典(2020)
臨床応用利尿,止渇薬として小便不利または頻数,めまい,口渇,胃内停水などの症状に用いる.
医学体系中国医学
伝統医学的薬効分類利水滲湿薬
薬効[性味] 甘、淡,寒.
[帰経] 腎、膀胱経.
[効能] 利水渗湿,泄熱,化濁降脂.
[主治] 小便不利,水腫脹満,泄瀉尿少,痰飲眩暈,熱淋渋痛,高血脂症に用いる.
成分情報糖質 Sugar
(*C1):
Sucrose

単糖類 Monosaccharides
(*C1):
D-Glucose, D-Fructose

多糖類 Polysaccharides
(*C1):
澱粉 [polysaccharides]

セスキテルペノイド Sesquiterpenoids
(*C1):
セスキテルペン [sesquiterpene]

トリテルペノイド Triterpenoids
(*C1):
Alisol A, Alisol B, Alisol C

その他の芳香族化合物 Other aromatic compounds
(*C1):
Furfural

アミノ酸・ペプチド Amino acids & Peptides
(*C1):
アミノ酸 [amino acids], たんぱく質 [protein substance]

簡単な含窒素化合物 Simple nitrogen containing compounds
(*C1):
Acetylcholine

成分 構造式




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薬理作用抗脂肝(沢瀉末).四塩化炭素誘発肝障害抑制(ベンゼンーアセトン可溶性画分).肝・血中コレステロール低下(arisol A,arisol A-24-monoacetate,arisol B-23-monoacete, arisol C-23-monoacetate)
DNA配列AB040179, AF197585, L08759, AJ012291; 伝統医薬データベース.
証類本草(中国古典)※画像をクリックすると本文の画像が表示されます
適応症尿量減少, 泥状水様便, 排尿痛, 排尿困難, めまい
方剤胃苓湯, 茵蔯五苓散, 茵蔯散, 烏苓通気湯, 黄連消毒飲, 加減胃苓湯, 加味八脉散, 九味半夏湯, 啓脾湯, 牛車腎気丸, 五淋散, 五苓散, 柴苓湯, 実脾湯, 小解毒湯, 消痞湯, 四苓湯, 腎炎一方, 秦艽防風湯, 腎疸湯, 清湿湯, 沢瀉湯, 治黄胖方, 猪苓湯, 猪苓湯合四物湯, 当帰芍薬散料, 当帰拈痛湯, 導水茯苓湯, 導滯通経湯, 肺疳方, 八味丸合人参湯, 八味地黄丸, 半夏白朮天麻湯, 茯苓沢瀉湯, 巫神湯, 分消湯, 補気建中湯, 補中治湿湯, 味麦益気湯, 龍胆瀉肝湯 [薛氏], 龍胆瀉肝湯 [一貫堂], 六味地黄丸, 回春茵蔯散, 杞菊地黄丸
参考文献JP18: 第18改正日本薬局方.
CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) .
C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. I, pp 99-101.
備考福建省産を建沢,四川省産を川沢と称す.両者は外形が異なるが,これは栽培方法の違いによるもので,原植物は同一である.
更新日2021/09/27