資料館生薬データベース

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生薬名

入手時名称千張紙
正式名称木蝴蝶
日本語読みもくこちょう, Mokukochō
現地読みMuhudie
ラテン名Oroxyli Semen (CP)
英語名Indian Trumpetflower Seed (CP)
別名千張紙
原植物名Oroxylum indicum (L.) Vent. (= Bignonia indica L.)
原植物科名Bignoniaceae, ノウゼンカズラ科
薬用部位分類植物性生薬
細分類種子
入手先情報中華人民共和国, 四川省成都, 成都荷花池市場
入手年月日1986/06/14
TMPW No4619

首都、省都または行政区域代表地点(都道府県庁所在地など)を表示しています。  
産地情報
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_san.png
30.572815
104.06680099999994
入手先情報
中華人民共和国,四川省成都
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_nyu.png

学術情報データベース

一般生薬名木蝴蝶, Muhudie, Oroxyli Semen (CP2020), Indian Trumpetflower Seed (CP2020)
生薬異名千張紙
生薬画像
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原植物名Oroxylum indicum (L.) Ventenat (= Bignonia indica Linn.)
原植物画像
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原植物科名Bignoniaceae, ノウゼンカズラ科
薬用部位種子
公定書薬典(2020)
臨床応用鎮咳,鎮痛,清肺薬として,咳嗽,咽喉痛,失音,百日咳,乾性気管支炎,腹痛などに応用する.また癰毒瘡口が斂まらないときに外用する.
医学体系中国医学
伝統医学的薬効分類止咳平喘薬
薬効[性味] 苦、甘,涼.
[帰経] 肺、肝、胃経.
[効能] 清肺利咽,疏肝和胃.
[主治] 肺熱咳嗽,喉痺,音唖,肝胃気痛に用いる.
成分情報脂肪酸 Fatty acids
(*C1) :
種子/ seed: Oleic acid

フラボンとフラボノール Flavones & Flavonols
(*C1) :
種子/ seed: Baicalein, Tetuin, Oroxin A, Oroxin B, Chrysin
樹皮/ bark: Oroxylin A, Baicalein, Scutellarein, Baicalin, Scutellarein-7-rutinoside

成分 構造式




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薬理作用樹皮の水抽出エキスは動物実験により,抗炎症作用があり,毛細血管透過性を低下させる.
適応症咳嗽, 咽喉痛, 失音, 百日咳, 気管支炎
方剤希有処方に配合
参考文献CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) .
C1)和漢薬百科図鑑 Vol. I, pp 335-336.
備考別名を千層紙,破布子,雲故子,白玉紙などと称する.漢薬市場でときに補骨脂(破故紙)と混同する場合があるが,これは別名の破布子と破故紙の類似から誤ったもので,両者は形態的にも,原植物も全く異なるものてある.樹皮は「木胡蝶樹皮」と称し,肝炎,膀胱炎,咽喉腫痛などに用いる.
更新日2022/02/02