資料館生薬データベース
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産地情報
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_san.png
35.8714354
128.601445
入手先情報
大韓民国(韓国),大邱
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_nyu.png
学術情報データベース
一般生薬名 | 沙参, Shashen, Adenophorae Radix (Non-JPS2022, CP2020), Adenophora Root (Non-JPS2022), Fourleaf Ladybell Root (CP2020) | |||||
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生薬異名 | 南沙参 | |||||
生薬画像 |
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原植物名 | Adenophora tetraphylla Fischer, Adenophora stricta Miquel1, Adenophora hunanensis Nannfeldt or Adenophora triphylla A. De Candolle, マルバノニンジン1 | |||||
原植物画像 |
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原植物科名 | Campanulaceae, キキョウ科 | |||||
薬用部位 | 根 | |||||
選品 | 肥大した長円錐形で,内部の白い充実したものが良い(TN). | |||||
公定書 | 局外(2022),薬典(2020) | |||||
臨床応用 | 鎮咳,去痰,強壮薬として,虚弱体質者の慢性の咳嗽,喘咳,肺痿,小便不利などに用いる. | |||||
医学体系 | 中国医学 | |||||
伝統医学的薬効 | 分類 | 補陰薬 | ||||
薬効 | [薬性・性味] 甘,微寒. [帰経] 肺、胃経. [効能] 養陰清肺,益胃生津,化痰,益気. [主治] 肺熱燥咳,陰虚労嗽,乾咳痰粘,胃陰不足,食少嘔吐,気陰不足,煩熱口乾に応用する. | |||||
成分情報 | トリテルペノイド Triterpenoids A. stricta subsp. sessilifolia (*C1): Sessilifolic acid 3-O isovalerate, Lupenone, 24-Methylene cycloartanol ステロール Sterols A. stricta subsp. sessilifolia (*C1): beta-Sitosteryl pentadecanoate, beta-Sitosteryl palmitate, beta-Sitosterol, Ikshusterol, beta-Sitosteryl glucoside | |||||
薬理作用 | 未詳. | |||||
DNA配列 | AF090712, AF090713; 伝統医薬データベース. | |||||
証類本草(中国古典) | ※画像をクリックすると本文の画像が表示されます 訳文画像を表示 | |||||
適応症 | 咳嗽, 乾咳, 口渇, 発熱, 慢性気管支炎 | |||||
方剤 | 希有処方に配合 | |||||
同類生薬 | 北沙参(浜防風),蔓参(「備考」参照) | |||||
参考文献 | Non-JPS2022: 日本薬局方外生薬規格2022. CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) . C1) 生薬,44,98-100(1990). | |||||
備考 | 中国産の沙参には南沙参と北沙参がある.キキョウ科の Adenophora属に由来するものを南沙参と称し,北沙参はセリ科のハマボウフウ Glehnia littoralis Fr. Schmidt et Miquel の外皮を去った根である.南沙参は去痰作用が強く,北沙参は滋陰の力が強いとされる. 韓国産の沙参はキキョウ科の Codonopsis lanceolata (Sieb. et Zucc.) Trautv. ツルニンジンの根である.この種は朝鮮名を「Totok」と言い,日本の「ととき」の語源になっている. 日本産の沙参はツリガネニンジン Adenophora triphylla A.DC. var. japonica Hara の根を主とする. | |||||
更新日 | 2022/07/19 | |||||