資料館生薬データベース
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産地情報
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_san.png
24.880095
102.83289100000002
入手先情報
中華人民共和国,雲南省昆明
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_nyu.png
学術情報データベース
一般生薬名 | 骨砕補, Gusuibu, Drynariae Rhizoma (Non-JPS2022), (CP2020), Drynaria Rhizome (Non-JPS2022), Fortune's Drynaria Rhizome (CP2020) | |||||
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生薬異名 | 骨碎補 | |||||
生薬画像 |
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原植物名 | Drynaria roosii Nakaike (Drynaria fortunei J. Smith), ハカマウラボシ | |||||
原植物科名 | Polypodiaceae, ウラボシ科 | |||||
薬用部位 | 根茎 | |||||
公定書 | 局外(2022), 薬典(2020) | |||||
臨床応用 | 接骨,止痛,駆瘀血,消炎,強壮薬として,腰膝の筋骨の疼痛,打ち身など外的炎症による痛み,瘀血の停滞による痛み,腎虚による慢性下痢,耳鳴,歯痛などに応用する. | |||||
医学体系 | 中国医学 | |||||
伝統医学的薬効 | 分類 | 補陽薬 | ||||
薬効 | [性味] 苦,温. [帰経] 肝、腎経. [効能] 外用として療傷止痛,補腎強骨; 消風去斑. [主治] 打撲閃挫,筋骨折傷,腎虚腰痛,筋骨痿軟,耳鳴耳聾,歯松動に応用し,斑禿,白癜風に外用する. | |||||
証類本草(中国古典) | ※画像をクリックすると本文の画像が表示されます 訳文画像を表示 | |||||
適応症 | 腰痛, 耳鳴り, 難聴, 歯痛, 歯の動揺, 慢性下痢, 打撲外傷, 切り傷, 骨折, 円形脱毛 | |||||
方剤 | 希有処方に配合 | |||||
参考文献 | Non-JPS2022: 日本薬局方外生薬規格2022. (初収載) CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) . C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. I, pp 139-140. | |||||
備考 | ウラボシ科/Polypodiaceaeの ハカマウラボシ Drynaria fortunei (Kunze) J. Smith の根茎を乾燥したもの(四川省で巴岩姜,吊蘭,屋檐姜,巴毛風,石鶏兒,湖南省や貴州省で爬崖姜,広西省で馬騮姜と称する)が主で,その他 D. sinica Diels (陜西省で猴姜,甘粛省で毛兒姜,駱駝と称する), D. propinqua (Wall.) J. Smith var. mesosoria Christ (四川省で爬岩姜, 石岩姜, 骨砕補と称する), Pseudodrynaria coronans (Wall.) Ching (広西省で骨砕補と称する) などの根茎も用いられる.一般に中国では根茎の鱗片を除去したものを「骨砕補」と称し,鱗片をつけたままのものを「申姜」または「猴姜」と称している. なお, 広西省僮族自治区葯物研究所の方鼎(1962年)は広西省産骨砕補の原植物を調査し, ウラボシ科/Polypodiaceaeの Phymatodes lucida (Roxb.) Ching (広西靖西で猴子姜,骨砕補), シノブ Davallia mariesii Moor., D. austro-sinica Ching, D. formosana Hayata, Drynaria bonii Christ, アリサンデンダ Polypodium amoenum Wall., Colysis elliptica (Thunb.) Ching var. pothifolia (Don) Ching, アリサンオウレンシダ Leucostegia immersa (Wall.) Presl. 広西で骨砕補), Davallia bullata Wall. (広西陸川で骨砕補,砕補), Leucostegia perdurans C. Christ (雲南昆明で骨砕補) を報告している. | |||||
更新日 | 2022/10/03 | |||||