資料館生薬データベース
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産地情報
中華人民共和国
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_san.png
35.6894875
139.69170639999993
入手先情報
日本,東京都
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_nyu.png
学術情報データベース
一般生薬名 | 茴香, Huixiang, 小茴香, Xiaohuixiang, Foeniculi Fructus (JP18, CP2020), Fennel (JP18, CP2020) | |||||
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生薬画像 |
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原植物名 | Foeniculum vulgare Miller, ウイキョウ | |||||
原植物画像 |
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原植物科名 | Umbelliferae, セリ科 | |||||
薬用部位 | 成熟果実 | |||||
選品 | 外面は灰黄緑色~灰黄色.黒ずんだものは良くない.芳香が強く,噛んでやや甘味を有するものが良品(TN). | |||||
公定書 | 日局18,薬典(2020) | |||||
臨床応用 | 芳香性健胃,駆風,去痰薬.香味料.漢方では鎮痛薬として,陰寒の小腹疼痛,疝気などに応用する. | |||||
医学体系 | 中国医学 | |||||
伝統医学的薬効 | 分類 | 温裏薬 | ||||
薬効 | [性味] 辛,温. [帰経] 肝、腎、脾、胃経. [効能] 散寒止痛,理気和胃. [主治] 寒疝腹痛,睾丸偏墜,痛経,少腹冷痛,胃腹脹痛,食少吐瀉に用いる. | |||||
成分情報 | 脂質 Lipids (*C1): 脂肪油/fatty oil モノテルペノイド Monoterpenoids (*C1): d-Limonene, l-Limonene, d-Fenchone, d-Pinene, Dipentene, beta-Pinene, Camphene, gamma-Terpinene, p-Cymene, Camphor フェニルプロパノイド Phenylpropanoids (*C1): Anethole, Estragole その他の芳香族誘導体 Other aromatic derivatives (*C1): Anisaldehyde | |||||
成分 構造式 |
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薬理作用 | 腸管蠕動運動促進(茴香油) | |||||
DNA配列 | AF044586, D44567, U58563, U78385, U78445 | |||||
証類本草(中国古典) | ※画像をクリックすると本文の画像が表示されます | |||||
適応症 | 四肢の冷え, 下腹痛, 睾丸痛, 陰嚢水腫, 上腹痛, 嘔吐, 食欲不振 | |||||
方剤 | 安中散, 加減小柴胡湯, 丁香柿蔕湯, 補陰湯 | |||||
広恵済急方(日本古典) Tips! | 1. 卒倒の類: 人俄に倒れる病の類 └ 1-13. 積気暈倒: 胸腹の激痛により目をまわす └ 疝気衝逆(せんきつきあぐる): 素より陰嚢腫痛事有か又腰少腹(したはら)など拘急(ひきはる)ものこの証あり、又左もなくして忽然(たちまち)起る者あり、其証少腹より胸膈(むなさき)まで衝上(つきあげ)引疼(ひきいたみ)て、前の積気(しゃくき)と同証を見(あらわ)すなり 【用法】小蘹香、杏仁末にし葱白少々入温酒にて服す <上巻69丁> └ 冷気入嚢(れいきいんのうにいる): 冷気入嚢(れいきいんのうにいり)て痛強く、陰嚢縮入て腹急(ひきはり)、痛絶入(いたみたえいらん)とするあり、甚しきは死に至るなり 【用法】葱の白根を刻て炒り、熱き所を木綿切(もめんきれ)に包み、陰嚢を蒸すべし、乳香の末加る最よし、又茴香を炒りて用るもよし <上巻70丁> | |||||
関連情報 | 新訂和漢薬 | |||||
同類生薬 | 大茴香(八角茴香) | |||||
参考文献 | JP18: 第18改正日本薬局方. CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) . C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. I, pp 209-210. L1) 官準 広恵済急方 L2) 近世歴史資料集成第2期 (第9巻) 民間治療(2) L3) 新訂 和漢薬 | |||||
備考 | 大茴香はシキミ科/Illiciaceae の Illicium verum Hook. fil. の果実である.これに対して F. vulgare の果実を小茴香(コウイキョウ)と呼ぶ. | |||||
更新日 | 2021/09/27 | |||||