資料館生薬データベース
※画像をクリックすると、拡大して表示されます。
首都、省都または行政区域代表地点(都道府県庁所在地など)を表示しています。
産地情報
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_san.png
26.042443
110.65269999999998
入手先情報
中華人民共和国,広西壮族自治区資源
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_nyu.png
学術情報データベース
一般生薬名 | 蒂藶子, Tinglizi, Descurainiae Semen, Lepidii Semen (CP2020), Pepperweed Seed, Tansymustard Seed (CP2020) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
生薬異名 | 北蒂藶子,南蒂藶子 | |||||
生薬画像 |
| |||||
原植物名 | Descurainia sophia (L.) Webb ex Prantl1, Lepidium apetalum Willd.2, 【南蒂藶子 = クジラグサ1,中国産: 北蒂藶子 = ヒメグンバイナズナ2,】 | |||||
原植物科名 | Brassicaceae, アブラナ科 | |||||
薬用部位 | 種子 | |||||
公定書 | 薬典(2020) | |||||
臨床応用 | 緩下,利尿薬として,各種浮腫に応用する.その他,鎮咳薬として喘鳴して呼吸困難なもの,実証の水腫,喘息等に用いる. | |||||
医学体系 | 中国医学 | |||||
伝統医学的薬効 | 分類 | 止咳平喘薬 | ||||
薬効 | [性味] 辛、苦,大寒. [帰経] 肺、膀胱経. [効能] 瀉肺平喘,行水消腫. [主治] 痰涎壅肺,喘咳痰多,胸脇張満,不得平臥,胸腹水腫,小便不利に用いる. | |||||
成分情報 | 脂肪酸 Fatty acids Descurainia sophia (*C2): Linolenic acid, Linoleic acid, Oleic acid, Erucic acid, Palmitic acid, Stearic acid ステロイド Steroids D. sophia (*C2): Sitosterol 含硫化合物 Sulfur containing compounds D. sophia (*C2): Benzyl isothiocyanate, Allyl isothiocyanate, Allyl disulfide 含硫アルカロイド及びその他の化合物 Sulfur containing alkaloids D. sophia (*C1): Sinapin iodide | |||||
成分 構造式 |
※画像をクリックすると、拡大して表示されます。 | |||||
薬理作用 | 強心(アルコールエキス). | |||||
DNA配列 | AF128109, AF283496, AF283497, D88906, AF118860, AF205587 | |||||
証類本草(中国古典) | ※画像をクリックすると本文の画像が表示されます 訳文画像を表示 | |||||
適応症 | 咳嗽, 呼吸困難, 胸が苦しい, 痰, 腹満, 胸水, 水腫, 尿量減少 | |||||
方剤 | 希有処方に配合 | |||||
参考文献 | CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) . C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. I, pp 317-318. C2) 生薬学概論,p 294. | |||||
備考 | 現在の市場品はすべて中国からの輸入品であるが,その基源は数種がある. 中国産:『中華人民共和国薬典』収載品であるヒメグンバイナズナ(東北諸省),クジラグサ(上海,杭州,西安,吉林,新彊,内蒙古,河北省など)の種子の他に,マメグンバイナズナ Lepidium virginicum L. (遼寧,吉林,河北省など),Rorippa montana (Wall.) Small (安徽,江西省),イヌガラシ Rorippa indica (L.) Hochr. の種子も用いられる. 韓国産:タネツケバナ Cardamine flexuosa With. の種子. 日本産:イヌナズナ Draba nemorosa L. var. hebecarpa Lindblom の種子. | |||||
更新日 | 2021/09/27 | |||||