資料館生薬データベース

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生薬名

入手時名称烏薬
正式名称烏薬
日本語読みうやく, Uyaku
現地読みWuyao
ラテン名Linderae Radix (JP), (CP)
英語名Lindera Root (JP), Combined Spicebush Root (CP)
原植物名Lindera strychnifolia (Sieb. et Zucc.) F. Villars, テンダイウヤク
原植物科名Lauraceae, クスノキ科
薬用部位分類植物性生薬
細分類
入手先情報香港, 永大行
入手年月日1974/12/25
TMPW No505

学術情報データベース

一般生薬名烏薬, Wuyao, Linderae Radix (JP18, CP2020), Lindera Root (JP18), Combined Spicebush Root (CP2020)
生薬画像
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原植物名Lindera strychnifolia Fernandez-Villar, テンダイウヤク
原植物画像
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原植物科名Lauraceae, クスノキ科
薬用部位根(肥大根)
選品両端が尖って,中部が膨隆し,外部が赤褐色,内部が白色のものをくくり様又は芋様と言い,上等とされる (NI).
公定書局外(1989), 日局18,薬典(2020)
臨床応用芳香性健胃,鎮痛,鎮痙,強精薬として,胸脇脹痛,腹部冷痛,消化不良,膀胱が冷えて小便頻数などの症に応用する.
医学体系中国医学
伝統医学的薬効分類理気薬
薬効[性味] 辛,温.
[帰経] 肺、脾、腎、膀胱経.
[効能] 行気止痛,温腎散寒.
[主治] 寒凝気滞,胸腹脹痛,気逆喘急,膀胱虚冷、遺尿尿頻,疝気疼痛,経寒腹痛に用いる.
成分情報その他の脂肪族関連化合物 Other aliphatic and related compounds
(*C1):
Linderic acid

テルペノイド(精油) Terpenoids (Essential oils)
(*C1,C2):
Linderene, Isolinderene, Linderane, Lindenenone, Chamazulene, Linderazulene, Lindestrene, Isogermafurene, l-Borneol

アルカロイド Alkaloids
(*C2):
Laurolitsine

成分 構造式



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薬理作用腸管蠕動運動促進.
DNA配列AJ247169
証類本草(中国古典)※画像をクリックすると本文の画像が表示されます
適応症腹が冷えて痛む, ヘルニア, 呼吸困難, 呼吸促迫, 腹満, 月経痛, 頻尿, 夜尿症
方剤烏薬順気散, 烏苓通気湯, 芎帰調血飲, 行気香蘇散, 十六味流気飲, 正気天香湯, 当帰鬚散, 八味疝気方, 木通散
参考文献JP18: 第18改正日本薬局方.
CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) .
C1)和漢薬百科図鑑 Vol. I, pp 127-128.
C2)生薬学概論, p 309.
備考テンダイウヤクは中国原産で,秦代に徐福が日本の南紀にもたらしたとの伝説があり,日本の暖地に野性化してる.
更新日2021/09/27