資料館生薬データベース
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生薬名
| 入手時名称 | センダン |
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正式名称 | 苦楝皮 |
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日本語読み | くれんぴ, Kurempi |
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現地読み | Sendan |
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ラテン名 | Meliae Cortex (CP) |
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英語名 | Szechwan Chinaberry Bark (CP) |
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原植物名 | Melia azedarach L. var. toosendan (Sieb. et Zucc.) Makino1, Melia azedarach L. var. azedarach2, トウセンダン1 または トキワセンダン2 |
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原植物科名 | Meliaceae, センダン科 |
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薬用部位 | 分類 | 植物性生薬 |
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細分類 | 樹皮 | 産地情報 | 日本, 九州地方 |
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入手先情報 | 日本, 宮崎県, 修行生薬 |
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入手年月日 | 1984/04/20 |
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蒐集者 | 高野昭人 |
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TMPW No | 5387 |
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学術情報データベース
一般生薬名 | 苦楝皮, Kulianpi, Meliae Cortex (CP2020), Szechwan Chinaberry Bark (CP2020) |
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生薬異名 | 川楝皮 (Chuanlianpi) |
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生薬画像 | |
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原植物名 | Melia azedarach L. var. toosendan (Sieb. et Zucc.) Makino1, Melia azedarach L. var. azedarach2, トウセンダン1 または トキワセンダン2 |
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原植物画像 | |
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原植物科名 | Meliaceae, センダン科 |
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薬用部位 | 樹皮または根皮 |
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選品 | なるべく褐色の外皮の少ない,黄色の内皮のみで,平たくて大きいものが良い(NI). |
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公定書 | 薬典(2020) |
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臨床応用 | 駆虫薬として,蛔虫症に用いる.また皮膚疾患に外用する. |
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医学体系 | 中国医学 |
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伝統医学的薬効 | 分類 | 駆虫薬 |
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薬効 | [性味] 苦,寒;有毒.
[帰経] 肝、脾、胃経.
[効能] 殺虫,療癣.
[主治] 蛔虫病,蟯虫病,虫積腹痛に用いる;疥癬蚤痒に外用する. |
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成分情報 | ジテルペノイド Diterpenoids (*C1):
Nimbiol
トリテルペノイド Triterpenoids (*C1):
Toosendanin, Sendanin, Melianone, Melianol, Meliantriol, Margosin, Ascarol, Nimbin
ステロイド Steroids (*C1):
Melianin A, Melianin B
タンニン Tannins (*C1):
dl-Catechol
フェノール系化合物 Phenol derivatives (*C1):
Vanillic acid
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成分 構造式 | |
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薬理作用 | 苦楝皮のアルコール・エキスと中性樹脂は,豚蛔虫の頭部に対して麻痺作用を有する.根皮の5%煎剤はミミズを約1時間後にやや衰弱させ,1日で死に至らしめる.アルコール・エキスは30分で衰弱,2時間で死に至る.Ascarol には駆虫作用があり,また vanillic acid にも駆虫作用がある.クマリン誘導体10,000倍濃度を含む改変ロック氏液中に,豚回虫を入れ,38℃で初め興奮し,のち次第に不規則な運動をし,5時間後には運動停止し,棒状状態となり,48時間後においても動きがない.その他駆虫作用の成分は中性樹脂部であるとの報告もある. |
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方剤 | 希有処方に配合 |
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参考文献 | CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) .
C1)和漢薬百科図鑑 Vol. Ⅱ, pp 161-163. |
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備考 | 四川省に多く産するので「川楝皮」とも称する.湖北省の一部では根皮も用いる.また上海では果皮を苦楝皮とする場合もある.かつて四川省広安県で市販されていた川楝皮は,ニガキ科の Picrasma quassioides Benn. の樹皮であったという報告がある.
またインドでは同属の Melia azadirachta L. (= Azadirachta indica A. Juss.: Neem または Margosaという)の樹皮を苦味強壮,収斂,周期的熱病薬として重用している. |
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更新日 | 2022/03/08 |
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