資料館生薬データベース

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生薬名

入手時名称和山薬
正式名称山薬
日本語読みさんやく, San'yaku
現地読みSan'yaku
ラテン名Dioscoreae Rhizoma (JP), (CP)
英語名Dioscorea Rhizome (JP), Common Yam Rhizome (CP)
原植物名Dioscorea batatas Decne.1 (= D. opposita) or Dioscorea japonica Thunb.2, ナガイモ1 又は ヤマノイモ2
原植物科名Dioscoreaceae, ヤマノイモ科
薬用部位分類植物性生薬
細分類根茎
産地情報日本
TMPW No590

学術情報データベース

一般生薬名山薬, Shanyao, Dioscoreae Rhizoma (JP18, CP2020), Dioscorea Rhizome (JP18), Common Yam Rhizome (CP2020)
生薬異名淮山薬, 淮山, 懐山薬, 光山薬, 毛条山薬
生薬画像
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原植物名Dioscorea japonica Thunberg1 or Dioscorea batatas Decaisne2 (= Dioscorea opposita Thunberg), ヤマノイモ1 又は ナガイモ 2
原植物画像
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原植物科名Dioscoreaceae, ヤマノイモ科
薬用部位周皮を除いた根茎(担根体)
選品充実し,白く滑らかで,虫蝕のないものが良品(TN).
公定書日局18,薬典(2020)
臨床応用滋養強壮,止渇,止瀉薬として,脾胃虚弱,食欲不振,身体疲労,腸炎,夜尿,盗汗などに応用する.
医学体系中国医学
伝統医学的薬効分類補気薬
薬効[性味] 甘,平.
[帰経] 脾、肺、腎経.
[効能] 補脾養胃,生津益肺,補腎渋精.
[主治] 脾虚食少,久瀉不止,肺虚喘咳,腎虚遺精,帯下,尿頻,虚熱消渇に用いる.
成分情報多糖類 Polysaccharides
(*C1):
Glucoprotein, 澱粉/Starch, Mannan

ステロール Sterols
(*C1):
ステロ-ル/Sterols

アミノ酸 Amino acids
(*C1, C2):
Arginine, Phenylalanine, Valine, Isoleucine, Leucine, Lysine

簡単な含窒素化合物 Simple nitrogen containing compounds
(*C1):
Choline

その他の含窒素化合物 Other nitrogen compounds
(*C1):
Allantoin

薬理作用未詳.
DNA配列AB017340, AB040208, AF069203, AF206903, D28327, AJ235803
証類本草(中国古典)※画像をクリックすると本文の画像が表示されます
適応症食欲不振, 元気が無い, 泥状水様便, 腹満, 腸炎, 口渇, 精液漏れ, 頻尿, 夜尿症, 盗汗, 帯下
方剤加減八物湯, 啓脾湯, 牛車腎気丸, 七賢散, 参苓白朮散, 八味地黄丸, 蒲公英湯, 六味地黄丸, 杞菊地黄丸
参考文献JP18: 第18改正日本薬局方.
CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) .
C1)和漢薬百科図鑑 Vol. I, p 22.
C2)生薬学概論 p 333.
備考日局18には ヤマノイモ Dioscorea japonica と ナガイモ D. batatas が,『中華人民共和国薬典 2020年版』には D. opposita がそれぞれ規定される.河南省の山薬は「淮山薬」,「淮山」と称され,D. opposita に由来し,一方広西壮族自治区の山薬は ダイジョ D. alata L. に由来する.
日本産の山薬は食用として栽培されたナガイモを原料とする.ナガイモは食用として広く栽培され,多数の品種がある.品種はナガイモ群,イチョウイモ群,丹波イモ群に大別される.ヤマノイモとの中間型もある.
台湾産の山薬は D. alata L. や D. doryphora Hance,その他偽品としてヒルガオ科 (Convolvulaceae)の アメリカイモ Ipomoea batatas (L.) Poir の塊根がある.
日本産と中国産では加工方法にも違いがあり,日本産は皮を剥いだ後そのまま加熱乾燥するが,中国産は圧縮して水分をある程度除去して乾燥する(毛条山薬)かまたはチョーク状に加工する(光山薬).日本産の品質が良いとされる.
更新日2021/09/27