資料館生薬データベース

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生薬名

入手時名称太白
正式名称薤白
日本語読みがいはく, Gaihaku
現地読みTaibai
ラテン名Allii Chinensis Bulbus (Non-JPS), Allii Macrostemonis Bulbus (CP)
英語名Allii Chinense Bulbus (Non-JPS), Longstamen Onion Bulb (CP)
原植物名Allium chinense G. Don, ラッキョウ
原植物科名Liliaceae, ユリ科
薬用部位分類植物性生薬
細分類鱗茎(球茎)
入手先情報香港, 永大行
入手年月日1972/12/00
TMPW No713

学術情報データベース

一般生薬名薤白, Xiebai, Allii Chinensis Bulbus (Non-JPS2022), Allii Macrostemonis Bulbus (CP2020), Allium Chinense Bulb (Non-JPS2022), Longstamen Onion Bulb (CP2020)
生薬異名小根蒜,小根菜
生薬画像
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原植物名Allium chinense G. Don, ラッキョウ
原植物画像
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原植物科名Liliaceae, ユリ科
薬用部位鱗茎
公定書局外(2022),薬典(2020)
臨床応用健胃,整腸,去痰薬とする他,胸痺や胸痛,心臓性喘息症,狭心症などの呼吸困難に応用する.また消炎殺菌薬として火傷に外用する.
医学体系中国医学
伝統医学的薬効分類理気薬
薬効[性味] 辛、苦,温.
[帰経] 心,肺,胃,大腸経.
[効能] 通陽散結,行気導滞.
[主治] 胸痺心痛,脘腹痞満脹痛,泄痢後重に応用する.
成分情報単糖類 Monosaccharides
(*C1):
Fructose, Glucose, Galactose, Galacturonic acid, Rhamnose

少糖類 Oligosaccharides
(*C1):
Sucrose

ステロイド Steroids
(*C1,C2):
Chinenoside II, Chinenoside III, Chinenoside IV, Chinenoside V

その他の含硫化合物 Other sulfur containing compounds
(*C1):
Alliin, Diallyl disulfide

成分 構造式

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薬理作用未詳.
証類本草(中国古典)※画像をクリックすると本文の画像が表示されます
適応症胸痛, 背痛, 胸が苦しい, 呼吸困難, 狭心症, 喀痰, 下痢, テネスムス
方剤栝楼湯, 栝楼薤白白酒湯
参考文献Non-JPS2022: 日本薬局方外生薬規格2022.
CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) .
C1) 生薬学概論,p334.
C2) Phytochemistry,41,283(1996). [PMID: 8588870]
C3) Planta Med.,62,465(1996). [PMID: 8923813]
備考ラッキョウ Allium chinense は中国の浙江,江蘇,安徽省などに産する.浙江省寧波地区に良質の「薤白」を多産する.ノビル A. macrostemonの鱗茎は中国東北諸省一帯で用いられ,「小根蒜」,「小根菜」とも称される.日本でもしばしばこのものを代用品とする.
更新日2022/07/19