資料館生薬データベース

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生薬名

入手時名称吐根
正式名称吐根
日本語読みとこん, Tokon
現地読みPoaia, Ipeca
ラテン名Ipecacuanhae Radix (JP)
英語名Ipecac (JP)
原植物名Cephaelis ipecacuanha A. Rich
原植物科名Rubiaceae, アカネ科
薬用部位分類植物性生薬
細分類
TMPW No7517

学術情報データベース

一般生薬名吐根, Poaia, Ipeca, Ipecacuanhae Radix (JP18), Ipecac (JP18)
原植物名Cephaelis ipecacuanha A. Richard or Cephaelis acuminata Karsten
原植物画像
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原植物科名Rubiaceae, アカネ科
薬用部位根および根茎
公定書日局18
臨床応用催吐,去痰薬.アメーバ赤痢治療薬.
医学体系民間療法
成分情報アルカロイド Alkaloids
(*C1):
Emetine, Cephaeline, Psychotrine, O-Methylpsychotrine, Ipecamine, Hydroipecamine, Emetamine, Protoemetine, Ipecoside, Neoipecoside

成分 構造式

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薬理作用去痰.催吐(トコンアルカロイド).抗菌(emetine:アメーバ赤痢菌,栄養型アメーバ).
適応症喀痰, 催吐, アメーバ赤痢
方剤民間薬とされる
同類生薬カルタゲナ吐根
参考文献JP18: 第18改正日本薬局方.
C1)第十三改正日本薬局方解説書, pp D.766-770.
備考吐根(またはリオ吐根)はブラジルの民間薬で,通常単味を散剤として用いる.カルタゲナ吐根は同属の Cephaelis acuminata Karsten の根で Cartagena ipecac の別名がある.コロンビア共和国の森林中に自生し,吐根に類似する形態を持つが,やや大きい.アルカロイド含量は吐根よりも概して多いが,cephaeline を emetine より比較的多く含有する.
更新日2021/09/27