資料館生薬データベース

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生薬名

入手時名称不揆
正式名称蓽撥
日本語読みひはつ, Hihatsu
現地読みBibo
ラテン名Piperis Longi Fructus (CP)
英語名Long Pepper (CP)
原植物名Piper longum L., ヒハツ
原植物科名Piperaceae, コショウ科
薬用部位分類植物性生薬
細分類花穂、果穂
入手先情報香港
入手年月日1972/12/00
同定者小松かつ子
TMPW No7526

学術情報データベース

一般生薬名蓽撥, Bibo, Piperis Longi Fructus (CP2020), Long Pepper (CP2020)
生薬画像
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原植物名Piper longum Linn., ヒハツ
原植物画像
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原植物科名Piperaceae, コショウ科
薬用部位未成熟果穂
公定書薬典(2020)
臨床応用芳香性健胃,鎮痛,止瀉,鎮嘔薬として,頭痛,歯痛,下痢,嘔吐などに応用する.
医学体系中国医学
伝統医学的薬効分類温裏薬
薬効[性味] 辛,熱.
[帰経] 胃,大腸経.
[効能] 温中散寒,下気止痛.
[主治] 脘腹冷痛,嘔吐,泄瀉,寒凝気滞,胸痺心痛,頭痛,歯痛に用いる.
成分情報その他の脂肪族関連化合物 Other aliphatic and related compounds
(*C2):
8-Heptadecene, Heptadecane

セスキテルペノイド Sesquiterpenoids
(*C2):
Germacrene D, ar-Curcumene, beta-Caryophyllene

その他の芳香族誘導体 Other aromatic derivatives
(*C1):
Piperine, Chavicine, Piperlongumine, Piperlonguminine

成分 構造式



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薬理作用鎮静,抗炎症,抗マラリア(中程度)作用,GST 誘導能(beta-Caryophyllene),中性脂肪低下,抗炎症作用(ar-Curcumene).
DNA配列L41586
証類本草(中国古典)※画像をクリックすると本文の画像が表示されます
適応症上腹痛, 頭痛, 歯痛, 下痢, 嘔吐
方剤希有処方に配合
同類生薬Pippali(アーユルヴェーダ),Pi-pi-ling(チベット医学)
参考文献CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) .
C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. I, p 291.
C2) J. Essent. Oil Res., 12, 603-608 (2000).
備考インドでは果実(Pippali)のほか,根(Pippali-moolam)も薬用(蛇咬傷などの解毒薬)に供するが,中国では用いない.
更新日2024/06/12