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生薬名

入手時名称青木香
正式名称青木香
日本語読みせいもっこう, Seimokkō
現地読みQingmuxiang
ラテン名Radix Aristolochiae (CP1995)
英語名Dutchmanspipe Root
原植物名Aristolochia debilis Sieb. et Zucc.1, Aristolochia contorta Bunge2, ウマノスズクサ1, マルバノウマノスズクサ2
原植物科名Aristolochiaceae, ウマノスズクサ科
薬用部位分類植物性生薬
細分類
入手先情報中華人民共和国, 北京, 同仁堂
入手年月日1980/06/30
TMPW No790

首都、省都または行政区域代表地点(都道府県庁所在地など)を表示しています。  
産地情報
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_san.png
39.90419989999999
116.40739630000007
入手先情報
中華人民共和国,北京
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_nyu.png

学術情報データベース

一般生薬名青木香, Qingmuxiang, Radix Aristolochiae (CP1995)
生薬異名南木香, 土青木香
生薬画像
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原植物名Aristolochia debilis Sieb. et Zucc.1, Aristolochia contorta Bunge2, ウマノスズクサ1, マルバノウマノスズクサ2
原植物科名Compositae, キク科
薬用部位
公定書薬典 (1995)
臨床応用鎮痛,消炎,解毒薬として,胸腹脹痛,疝気痛,腫痛,蛇虫咬傷,高血圧症に応用する.
医学体系中国医学
伝統医学的薬効分類理気薬
薬効[性味] 苦,温.
[帰経] 肝、脾、腎経.
[効能] 行気活血,通絡止痛.
[主治] 胃腹刺痛,風湿痺痛に用いる.
成分情報セスキテルペノイド Sesquiterpenoids
A. debilis (*C1-C3):
1(10)-Aristolen-12-al, Aristolone, Aristoic acid, 9alpha-Hydroperoxy-1(10)-aristolen-2-one, 1alpha-Hydroxy-9-aristolen-8-one, Debilone, 3-Ishwaranone

アルカロイド Alkaloids
A. debilis (*C1,C5-C7):
Aristolochic acid C, 7-Hydroxyaristolochic acid A, Aristolochic acid II, 7-Methoxyaristolochic acid A, Aristololactam I, Debilic acid, Cyclanoline
A. contorta (*C4):
Aristochic acid E

その他の含窒素化合物 Other nitrogen compounds
A. debilis (*C1):
Allantoin

成分 構造式



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薬理作用血圧降下作用.
証類本草(中国古典)※画像をクリックすると本文の画像が表示されます
適応症腹満, 腹痛, 関節痛, 水腫, 高血圧症
方剤烏苓通気湯, 加減小柴胡湯, 加味帰脾湯, 桔梗湯[外台], 帰脾湯, 芎帰補中湯, 九味檳榔湯, 香朴湯, 行和芍薬湯, 牛膝散, 三生飲, 七味白朮湯, 実脾湯, 芍薬湯, 十六味流気飲, 椒梅湯, 参蘇飲, 喘四君子湯, 銭氏白朮散, 中正湯, 丁香柿蔕湯, 導水茯苓湯, 導滯通経湯, 内疎黄連湯, 女神散, 肺疳方, 貝母湯, 分消湯, 防已散, 防已湯, 牡丹皮散, 本方芍薬湯, 弄玉湯, 香砂養胃湯
同類生薬木香,川木香,土木香,馬兜鈴
参考文献CP1995: 中華人民共和国薬典 (1995年版) .
C1)和漢薬百科図鑑 Vol. I, pp 40-42.
C2)Phytochemistry, 23, 1647 (1984).
C3)Agric. Biol. Chem., 37, 341(1973).
C4)Yaoxue Xuebao, 21, 702 (1986).
C5)薬学雑誌, 79, 973 (1959).
C6)Huaxue Xuebao, 39, 237 (1981).
C7)Kexue Tongbao, 761, (1957).
備考正品の「木香」はキク科の Saussurea lappa Clarke (= Aucklandia lappa Decne.) の根で,古代には「青木香」と称された.
現在市場の青木香は,ウマノスズクサ科のウマノスズクサ Aristolochia debilis Sieb. et Zucc. およびマルバウマノスズクサ A. contorta Bunge の根である.これら2種の地上部は中国で「天仙藤」(Tianxianteng, Aristolochiae Herba)と称され,行気活血,利水消腫薬として,胃痛,腹痛,関節痛,妊娠時の水腫に用いられる.青木香は『中華人民共和国薬典』(1995 edi.)の収載品であったが、2000 edi.では除外された.天仙藤も2020 edi. から収載を除外された.
なお,青木香や天仙藤に含まれるアリストロキア酸は腎障害を起こすことが報告されており,注意が必要である.
更新日2021/09/28