資料館生薬データベース

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生薬名

入手時名称ロート根
正式名称ロート根
日本語読みろーとこん, Rōtokon
現地読みNangtangkeun
ラテン名Scopoliae Rhizoma (JP)
英語名Scopolia Rhizome (JP)
原植物名Scopolia parviflora Nakai, チョウセンハシリドコロ
原植物科名Solanaceae, ナス科
薬用部位分類植物性生薬
細分類根茎
産地情報朝鮮民主主義共和国(北朝鮮)
TMPW No832

学術情報データベース

一般生薬名ロート根, Rōtokon, Scopoliae Rhizoma (JP18), Scopolia Rhizome (JP18)
生薬画像
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原植物名1Scopolia japonica Maximowicz, Scopolia carniolica Jacquin or Scopolia parviflora Nakai , 1ハシリドコロ
原植物画像
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原植物科名Solanaceae, ナス科
薬用部位根茎
選品よく肥大し,新鮮なものが良い(TN).
公定書日局18
臨床応用ロートエキス(鎮痛,鎮痙薬),アトロピン,スコポラミン(副交感神経遮断薬)の製造原料.ロートエキスは胃酸過多,胃痛,胃痙攣,十二指腸潰瘍,痙攣性便秘などに応用する.
成分情報クマリン類 Coumarins
(*C1):
Scopoletin, Scopolin

トロパン系アルカロイド Tropane alkaloids
(*C1):
l-Hyoscyamine, Atropine, Scopolamine

成分 構造式


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薬理作用鎮痛,鎮痙作用(エキス),抗ヒスタミン,抗アセチルコリン,抗バルビタール作用(浸出液).
証類本草(中国古典)※画像をクリックすると本文の画像が表示されます
適応症胃痛, 胃酸過多, 胃痙攣, 十二指腸潰瘍, 便秘, 痔瘡, 鼻汁
方剤ロートエキス, ロートエキス散, ロートエキス・アネスタミン散, ロートエキス・カーボン散, 複方ロートエキス・ジアスターゼ散, 複方ロートエキス・水酸化アルミ散, ロートエキス・タンニン坐剤, 複方ロートエキス・タンニン坐剤, 複方ロートエキス・タンニン軟膏, ロートエキス・パパベリン・アネスタミン散
参考文献JP18: 第18改正日本薬局方.
C1)和漢薬百科図鑑 Vol. I, pp 128-130.
備考ベラドンナ根の代用品として日局2から収載された.日本産ロート根は品薄のためヨーロッパのヨウシュハシリドコロ Scopolia carniolica L. または韓国産のチョウセンハシリドコロ S. parviflora Nakai の根茎が用いられることがある.
更新日2021/09/27