資料館生薬データベース

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生薬名

入手時名称阿魏
正式名称阿魏
日本語読みあぎ, Agi
現地読みAwei
ラテン名Ferulae Resina (CP)
英語名Chinese Asafoetida (CP)
原植物名Ferula assa-foetida L., アギ
原植物科名Umbelliferae, セリ科
薬用部位分類植物性生薬
細分類樹脂
TMPW No8936

学術情報データベース

一般生薬名阿魏, Awei, Ferulae Resina (CP2020), Chinese Asafoetida (CP2020)
生薬画像
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原植物名Ferula assa-foetida Linn., アギ
原植物画像
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原植物科名Umbelliferae, セリ科
薬用部位茎,根茎から得られる樹脂
公定書薬典(2020)
臨床応用健胃,消化,駆瘀血薬として,食積停滞,婦人の腹中の血塊などに応用され,また駆虫薬として用いられる.中近東ではソース,カレーその他の食品の味付けに,ヨーロッパでは香料に用いられる.
医学体系中国医学
伝統医学的薬効分類消食薬
薬効[性味] 苦、辛,温.
[帰経] 脾、胃経.
[効能] 消積,化癥,散痞,殺虫.
[主治] 肉食積滞,瘀血癥瘕,腹中痞塊,虫積腹痛に用いる.
成分情報モノテルペノイド Monoterpenoids
(*C1):
Pinene

フェニルプロパノイド Phenylpropanoids
(*C1):
Ferulic acid ester

クマリン類 Coumarins
(*C1):
Farnesiferol A, Farnesiferol B, Farnesiferol C

フェノール系化合物 Phenol derivatives
(*C1):
Vanillin

含硫化合物 Sulfur containing compounds
(*C1):
sec-Butylpropenyl disulfide

その他 Others
(*C1):
ゴム質/ Gumminess

成分 構造式



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薬理作用汚臭性神経安定作用.駆風作用.刺激性去痰作用.抑制作用(煎剤:ヒト結核菌).抗凝血作用(水浸剤).
DNA配列U78391, U78451
証類本草(中国古典)※画像をクリックすると本文の画像が表示されます
適応症消化不良, 瘀血, 腹痛
方剤希有処方に配合
参考文献CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) .
C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. Ⅱ, pp 204-207.
備考Ferula assa-foetida は旧ソ連中央アジア,イラン,アフガニスタンに分布する多年生草本であるが,中国チベット西部には,同属の Ferula narthex Boissier, 新疆省には Ferula caspica Marsh.-Bieb. (新疆阿魏), Ferula conocaula Eug. (寛葉阿魏) が分布し,同様に阿魏を採収する.
更新日2023/03/02