資料館生薬データベース

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生薬名

入手時名称天竺黄
正式名称天竹黄
日本語読みてんじくおう, Tenjikuō
現地読みTianzhuhuang
ラテン名Bambusae Concretio Silicea (CP)
英語名Tabasheer (CP)
原植物名Phyllostachys nigra Munro. var. henonis Staph, ハチク
原植物科名Bambusaceae, タケ科
薬用部位分類植物性生薬
細分類樹脂
入手先情報香港, 永代行
入手年月日1974/12/25
蒐集者難波恒雄
TMPW No8998

学術情報データベース

一般生薬名天竹黄, Tianzhuhuang, Bambusae Concretio Silicea (CP2020), Tabasheer (CP2020)
生薬異名竹黄(Zhuhuang
生薬画像
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原植物名Phyllostachys nigra Munro var. henonis Stapf, ハチク
原植物科名Bambusaceae, タケ科
薬用部位樹脂
公定書薬典(2020)
臨床応用清涼解熱,鎮静薬として,中風で口がきけず,熱病で神昏譫語するものに用いる.また小児のひきつけに用いる.
医学体系中国医学
伝統医学的薬効分類清熱薬
薬効[性味] 甘,寒.
[帰経] 心、肝経.
[効能] 清熱豁痰,涼心定驚.
[主治] 熱病神昏,中風痰迷,小児痰熱驚癇,抽搐,夜啼に用いる
成分情報その他 Others
(*C1):
KOH, Silica, Al2O3, Fe2O3

薬理作用未詳.
証類本草(中国古典)※画像をクリックすると本文の画像が表示されます
適応症発熱, 中風, 夜泣き, 痰
方剤希有処方に配合
同類生薬竹葉,竹茄,竹瀝
参考文献CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) .
C1)和漢薬百科図鑑 Vol. Ⅱ, pp 231-232.
備考 タケ科/Bambusaceae の ハチク Phyllostacys nigra Munro var. henonis Staph,マダケ Phyllostacys bambusoides Sieb. et Zucc. (P. reticulata C. Kock), その他タケ類の茎 (竹桿) の節孔の中に病的に生成した塊状物質を採り出したもの.天然品が最佳であるが,得がたいので,現在では人工的に竹桿を加熱して,竹節中に竹瀝 (竹桿を切って火炙して切口から滴下してくる液汁) を出させ, 自然に凝固したものを採りだし天竹黄と称するが, 品質がまちまちで劣品である.
 産地によって雲南竹黄 (上等品は瓦片状を呈し, 一面白色, 一面黒色.次品は不斉塊状: 下等品は粉末状で, 米黄とも称する), 竹黄精 (白色玉質の顆粒で上品である), 西竹黄 (老竹黄, 洋竹黄とも称す. ベトナム, マレー, スマトラなどから産し, 不斉塊粒, 灰白色または透明黄白色, ときに泥塊, 炭塊などが混る), 広竹黄 (土竹黄とも称し,広東,広西に産するもので, 品質には差異がある. 上等品は老竹黄に似, 下等品は泥などが多くて重い) などがある.
更新日2022/03/11