資料館生薬データベース

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生薬名

入手時名称南天実
正式名称南天実
日本語読みなんてんじつ, Nantenjitsu
現地読みNantianshi
ラテン名Nandinae Fructus (Non-JPS)
英語名Nandina Fruit (Non-JPS)
原植物名Nandina domestica Thunb. forma leucocarpa Makino1 or Nandina domestica Thunb.2, シロミナンテン (シロナンテン)1 or ナンテン2
原植物科名Berberidaceae, メギ科
薬用部位分類植物性生薬
細分類果実
入手先情報日本, 大阪府, ㈱栃本天海堂
入手年月日1988/09/22
蒐集者難波恒雄
TMPW No9837

首都、省都または行政区域代表地点(都道府県庁所在地など)を表示しています。  
産地情報
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_san.png
34.6937378
135.50216509999996
入手先情報
日本,大阪府
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_nyu.png

学術情報データベース

一般生薬名南天実, Nantianshi, Nandinae Fructus (Non-JPS2022), Nandina Fruit (Non-JPS2022)
生薬異名南天竹子, 白南天, 天竺子
生薬画像
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原植物名Nandina domestica Thunberg forma leucocarpa Makino1 or Nandina domestica Thunberg2, シロミナンテン (シロナンテン)1 or ナンテン2
原植物画像
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原植物科名Berberidaceae, メギ科
薬用部位成熟果実
選品シロミナンテンの果実が賞用される.
公定書局外(2022)
臨床応用日本で,消炎,鎮咳薬として,民間的に喘息や百日咳に用いる.
1日量5~10gを煎用する.
医学体系民間療法
伝統医学的薬効分類日本
成分情報アルカロイド Alkaloids
(*C1):
Domestine, Isocorydine(以上果実/fruit), Nandinine, Berberine, Jateorrhizine, Domesticine, Isodomesticine, Domestine, Nandazurine, Sinoacutine (以上樹皮/bark)

成分 構造式


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薬理作用抗菌(domesticine methylether:鳥型結核菌,ブドウ球菌).知覚神経および運動神経抹消の麻痺作用(domestine).
DNA配列L75843, L37920, L37911
適応症咳, 気管支喘息, 百日咳
方剤民間薬とされる
参考文献Non-JPS2022: 日本薬局方外生薬規格2022.
C1)和漢薬百科図鑑 Vol. I, pp 214-215.
備考日本でシロミナンテンまたはナンテンの果実を鎮咳薬として用いるようになった起源は不明であるが,中国からの知識を導入したものではないようだ.市場では「白南天」と「赤南天」があり,白実を生じるシロミナンテンが賞用されるため,赤実のナンテンの果実を漂白したものが多く出まわる.このものはツヤがなく,薄膜がみられず,果皮が薄い.
更新日2022/07/21