資料館生薬データベース

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生薬名

入手時名称桑椹子
正式名称桑椹
日本語読みそうじん, Sōjin
現地読みSangshen
ラテン名Mori Fructus (CP)
英語名Mulberry Fruit (CP)
原植物名Morus alba L., マグワ(トウグワ, シログワ, カラヤマグワ)
原植物科名Moraceae, クワ科
薬用部位分類植物性生薬
細分類成熟果実
入手先情報中華人民共和国, 四川省西昌, 昌運商行
入手年月日1990/07/20
蒐集者山路誠一
TMPW No11239

首都、省都または行政区域代表地点(都道府県庁所在地など)を表示しています。  
産地情報
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_san.png
27.894504
102.26444900000001
入手先情報
中華人民共和国,四川省西昌
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_nyu.png

学術情報データベース

一般生薬名桑椹, Sangshen, Mori Fructus (CP2020), Mulberry Fruit (CP2020)
生薬画像
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原植物名Morus alba Linn., マグワ(トウグワ, シログワ, カラヤマグワ)
原植物画像
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原植物科名Moraceae, クワ科
薬用部位成熟果実(集合果)
公定書薬典(2020)
臨床応用強壮,鎮痛薬として煩躁失眠,耳聾,目昏,腸枯便秘,腰痛膝弱,筋骨不利などに応用する.
医学体系中国医学
伝統医学的薬効分類補陰薬
薬効[性味] 甘、酸,寒.
[帰経] 心、肝、腎経.
[効能] 滋陰補血,生津潤燥.
[主治] 肝腎陰虚,眩暈耳鳴,心悸失眠,鬚発早白(若白髪),津傷口渇,内熱消渇,腸燥便秘に用いる.
成分情報その他の脂肪族関連化合物 Other aliphatic and related compounds
(*C1):
有機酸 / organic acids

糖質 Sugar
(*C1):
糖類 / sugar

単糖類 Monosaccharides
(*C1):
Vitamin C 0.0019%

カロテノイド及びビタミンA Carotenoids & Vitamin A
(*C1):
Carotene 0.00001%

ピリジンアルカロイド Pyridine alkaloids
(*C1):
Nicotinic acid 0.0009%

プテリジン誘導体 Pteridine derivatives
(*C1):
Vitamin B2 0.00006%

含硫アルカロイド及びその他の化合物 Sulfur containing alkaloids
(*C1):
Vitamin B1 0.00003%

薬理作用未詳.
DNA配列AB038183, AF345327, D86319, L01933, L24398
証類本草(中国古典)※画像をクリックすると本文の画像が表示されます
適応症めまい, 耳鳴り, 動悸, 不眠, 便秘, 腰痛, 口渇
方剤民間薬とされる
広恵済急方(日本古典) 

Tips!

6. 諸物中毒: 諸毒にあたる類
└ 6-3. 中酒毒
: 酒、油、塩の毒にあたる
【疾患注釈】酒の毒に中(あたり)たる
【用法】桑椹(くわのみ)を喫(くらい)てよし <下巻52丁>
関連情報新訂和漢薬
同類生薬桑白皮,桑葉
参考文献CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) .
C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. I, p 320.
L1) 官準 広恵済急方.
L2) 近世歴史資料集成第2期 (第9巻) 民間治療(2).
L3) 新訂 和漢薬.
備考「桑(クワ)」という名前は総称名で現在約10種が知られている.
中国では マグワ Morus alba のほか,シマグワ M. australis Poir. (鶏桑) や モウコグワ M. mongolica C.K. Schneid. (蒙桑) の果実が市場品中に混入される可能性もある.
M. alba は古く奈良時代以前に日本に渡来し育蚕用に栽培されてきたが,日本に自生する ヤマグワ M. bombycis Koidz. もまた同様の目的で栽培される.日本産桑椹はほとんど市販されない.
桑椹には肝,腎を補益し,陰血を養う効がある.桑椹は能く養血去風の作用があり,酒に浸して服用すると善く風熱を理すとされる.低血圧症,不眠症には桑椹酒を飲用するのがよい.
更新日2023/08/02