資料館生薬データベース
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産地情報
日本
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_san.png
34.6937378
135.50216509999996
入手先情報
日本,大阪府
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_nyu.png
学術情報データベース
一般生薬名 | 粳米, Jingmi, Oryzae Fructus (JP18), Brown Rice (JP18) | ||||
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生薬画像 |
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原植物名 | Oryza sativa Linn., イネ | ||||
原植物画像 |
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原植物科名 | Gramineae, イネ科 | ||||
薬用部位 | 果実 | ||||
公定書 | 日局18 | ||||
臨床応用 | 補中益気,健胃薬として,胃腸疾患,下痢,煩渇,体力が消耗し抵抗力を失ったものに応用する. | ||||
医学体系 | 中国医学 | ||||
成分情報 | 脂肪酸関連化合物 Fatty acids related compounds 精白米(可食部100gあたりの成分量) (*C1): 脂質(1.3g) 糖質 Sugar 精白米(可食部100gあたりの成分量) (*C1): 糖質(75.5g), 繊維(0.3g) ビタミンE (トコフェロール類) Vitamin E (Tocopherols) 精白米(可食部100gあたりの効力) (*C1): Vitamin E(0.4mg) プテリジン誘導体 Pteridine derivatives 精白米(可食部100gあたりの成分量) (*C1): Vitamin B2(0.03mg) 簡単な含窒素化合物 Simple nitrogen containing compounds 精白米(可食部100gあたりの成分量) (*C1): Vitamin B1(0.12mg), Vitamin B6(0.13mg) その他 Others 精白米(可食部100gあたりの成分量) (*C1): 水分(15.5g), たんぱく質(6.8g), 灰分(0.6g), Ca(6mg), P(140mg). Fe(0.5mg), Na(2mg), K(110mg), Mg(33mg), Zn(1500μg), Cu(220μg), 不溶性食物繊維(0.8g) | ||||
薬理作用 | 未詳. | ||||
DNA配列 | AF069218, AF169230, AF148650, L24073, D00207 | ||||
証類本草(中国古典) | ※画像をクリックすると本文の画像が表示されます | ||||
適応症 | 尿量減少, 高熱, 肺炎, 咳嗽 | ||||
方剤 | 麦門冬湯, 白虎加桂枝湯, 白虎加人参湯, 補肺湯, 解急蜀椒湯, 竹葉石膏湯, 附子粳米湯, 瀉白散, 定喘湯 | ||||
広恵済急方(日本古典) Tips! | 1. 卒倒の類: 人俄に倒れる病の類 └ 1-10. 霍乱: 驕(この)病乾湿の二つあり、湿霍乱は吐瀉(はきくだ)して腹痛甚しきなり、乾霍乱は吐もせず瀉(くだし)もせず惟(ただ)心腹纒続大(むねはらしぼるごとくいたみ)に苦悶(くるしむ)を言なり 何れも危急なる証にて種々の変化一條に載がたし、療法も亦変化あり └ 湿霍乱: 病発(びょうはつ)に頭痛痃痺(めまい)ある者あり、又頭痛痃痺なく初より先吐して後に瀉(くだす)者あり、先瀉して後に吐するあり、吐瀉の前より腹痛甚しきあり、吐瀉ありて後に腹痛甚しきあり、何れも腹中ひきしめ痛まざるはなし、扨吐して吐やまず、瀉して瀉やまず、或は吐瀉ともにやまず、湯も薬も口に入らず、或は口乾て水を飲んとし、或は悪寒甚しく、或は熱を発し、喘急(いきづかいせわ)しく手足共に厥冷(ひえあがり)戦掉(ふるえ)、軽きは両脚轉筋(すじひきつめ)重きは惣身(そうみの)轉筋(すじひきつめ)、冷汗出脣(くちびる)舌動かず漸々(ぜんぜん)に昏(つかれ)倦(むちゅうに)なるなり 【疾患注釈】吐下後渇: 吐き下した後に渇 【用法】粳米を水に入れて研(すり)て、その汁を温め、中へ竹瀝と姜汁を入攪(かきまぜ)てのませてよし、粟黍の類何れも水に煮て汁を取服さしむべし、又粳米とぎみず温服すべし <上巻39丁> 7. 婦人産前急証: 妊婦の産前に関する急病 └ 7-4. 妊婦腹痛腰痛: 妊娠時の腹痛・腰痛 【疾患注釈】懐妊中、何故もなく腹痛事あり 【用法】急に黄汁を下すは黄耆刻六匁、粳米五合を水に煎じ服すべし <下巻68丁> | ||||
関連情報 | 新訂和漢薬 | ||||
同類生薬 | 「糯米(じゅべい)」(モチゴメ) | ||||
参考文献 | JP18: 第18改正日本薬局方. C1) 四訂 食品成分表 2000(女子栄養大学出版部), pp 54-55, 510-511. C2) 中薬大辞典(小学館), 2, pp 755-756. L1) 官準 広恵済急方 L2) 近世歴史資料集成第2期 (第9巻) 民間治療(2) L3) 新訂 和漢薬 | ||||
備考 | 『本草蒙筌』(明・1560年頃,陳嘉謨著)には次のように記される:粳米は傷寒方中でも多く加えられているがそれぞれその意味があり,決して十ぱ一からげというわけではない.桃花湯にいつも加えるのはその甘で正気を補うためである.竹葉石膏湯で頻用するのは甘で不足を益すためである.白虎湯は手太陰に入るが,甘草といっしょに用いるのはその甘で緩め,すみやかに下さないようにするためである. | ||||
更新日 | 2021/09/27 | ||||