資料館生薬データベース

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生薬名

入手時名称冬⽠⼦
正式名称冬⽠⼦
日本語読みとうがし, Tōgashi
現地読みDongguazi
ラテン名Benincasae Semen (JP)
英語名Benincasa Seed (JP)
原植物名Benincasa cerifera Savi1 or Benincasa cerifera Savi forma emarginata K. Kimura et Sugiyama, トウガン1
原植物科名Cucurbitaceae, ウリ科
薬用部位分類植物性生薬
細分類種子
産地情報中華人民共和国, 河南省
入手先情報日本, 大阪府, ㈱栃本天海堂
入手年月日2020/7/3
蒐集者小松かつ子
備考2020年拠点事業
TMPW No30664

首都、省都または行政区域代表地点(都道府県庁所在地など)を表示しています。  
34.746611
113.62532799999997
産地情報
中華人民共和国,河南省
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_san.png
34.6937378
135.50216509999996
入手先情報
日本,大阪府
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_nyu.png

学術情報データベース

一般生薬名冬瓜子, Dongguazi, Benincasae Semen (JP18), Benincasa Seed (JP18)
生薬異名子冬瓜子
生薬画像
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原植物名Benincasa cerifera Savi1, Benincasa cerifera Savi forma emarginata K. Kimura et Sugiyama, トウガン1 (トウガ, カモウリ)
原植物画像
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原植物科名Cucurbitaceae, ウリ科
薬用部位成熟種子
選品辺縁が肥厚した,色の白い,よく実って,新しいものが良いとされる(NI).
公定書局外(1989), 日局18
臨床応用鎮咳,去痰,排膿,消炎性利尿薬として,熱痰がからまった時,咳嗽,肺癰,腸癰,水腫,内臓の化膿症などに応用する.
医学体系中国医学
伝統医学的薬効分類化痰薬
薬効清熱化痰,消癰,排膿,利湿.痰熱咳嗽,肺癰,咳吐膿血,腸癰,闌尾炎,淋濁,白帯下に用いる.
成分情報脂質 Lipids
(*C1):
脂肪油 / fatty oil

トリテルペノイド Triterpenoids
(*C1):
サポニン1.0%未満 / saponin below 1.0%

ペプチド Peptide
(*C1):
蛋白質 / protein

薬理作用未詳.
証類本草(中国古典)※画像をクリックすると本文の画像が表示されます
適応症咳嗽, 肺化膿症, 痰づまり, 痰に血が混ざる, 虫垂炎, 尿の混濁, 排尿痛, 排尿困難, 帯下
方剤大黄牡丹皮湯, 腸廱湯, 謄龍湯, 薏苡仁湯 [外科正宗], 葦茎湯, 葦茎合四順湯, 瓜子仁湯, 活血散瘀湯, 腸廱湯, 腸廱湯加芍薬
広恵済急方(日本古典) 

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<果実>
6. 諸物中毒: 諸毒にあたる類
└ 6-4. 中魚介禽獣肉毒
: 魚介、禽獣類の肉、他諸毒にあたる
 └ 中諸魚毒: 諸々の魚毒に中(あた)りたる
【用法】冬瓜を研(すり)て汁を取、多飲べし <下巻55丁>
関連情報新訂和漢薬
同類生薬冬瓜皮
参考文献JP18: 第18改正日本薬局方.
CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) .
C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. I, pp 219-220.
L1) 官準 広恵済急方
L2) 近世歴史資料集成第2期 (第9巻) 民間治療(2)
L3) 新訂 和漢薬
備考『第十八改正日本薬局方』では基源としてトウガン Benincasa cerifera Savi 又は B. cerifera Savi forma emarginata K. Kitamura et Sugiyama の種子が規定される.B. ceriferaB. hispida の異名である.本種は果実の表面に蝋が析出し,種子の表面がビロウド状を呈し,種子周辺に隆起帯のあるもの(双辺冬瓜子)である.一方果実の表面に蝋を析出せず,種子の表面が平滑で隆起帯のないもの(単辺冬瓜子)があり,これの原植物を B. cerifera forma emarginata とする.
『中華人民共和国薬典』(2020年版)には「冬瓜子」は収載されず,「冬瓜皮」が収載される.冬瓜皮(Dongguapi, Exocarpium Benincasae)は B. hispida の果皮の外層で,利尿消腫薬として,水腫脹満,小便不利,暑熱口渇,小便短赤に応用される.
更新日2021/09/27