資料館生薬データベース
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33.7432238
133.63753139999994
産地情報
日本,四国地方
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_san.png
入手先情報
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_nyu.png
学術情報データベース
一般生薬名 | 牛膝(日本産), (Wa)Goshitsu, Achyranthis Radix (JP18), Achyranthes Root (JP18) | |||||
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生薬異名 | 常陸牛膝,薮牛膝 | |||||
生薬画像 |
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原植物名 | Achyranthes fauriei H. Léveillé et Vaniot, ヒナタイノコズチ | |||||
原植物画像 |
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原植物科名 | Amaranthaceae, ヒユ科 | |||||
薬用部位 | 根 | |||||
選品 | 淡黄色で,太くて長く,よく肥え充実しており柔軟なものが良品 (TN). | |||||
公定書 | 日局18 | |||||
臨床応用 | 駆瘀血,通経,利尿,鎮痛薬として,月経不調,瘀血,腰膝や関節の疼痛,麻痺,小便不利に応用する. | |||||
医学体系 | 中国医学 | |||||
成分情報 | トリテルペン系サポニン Triterpenoid saponins (*C1): Oleanolic acidをゲニンとするサポニン/saponin, whose genin is Oeanolic acid ステロール Sterols (*C2): beta-Sitosterol,Stigmasterwl 昆虫変態ホルモン Ecdysones & Phytoecdysones A. fauriei (*C1): Ecdysterone, Inokosterone, Epiecdysterone, Rubrosterone A. japonica,A. longifolia (*C1): Ecdysterone, Inokosterone アミノ酸 Amino acids (*C2): gamma-Aminobutyric acid その他 Others (*C2): K-Succinate,K-Oxalate | |||||
成分 構造式 |
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薬理作用 | 抗アレルギー,抗骨粗鬆. | |||||
証類本草(中国古典) | ※画像をクリックすると本文の画像が表示されます | |||||
適応症 | 月経痛, 月経周期延長, 無月経, 腹腔内腫瘤, 難産, 残留胎盤, 打撲外傷による腫脹・疼痛, 関節の腫脹・疼痛, 腰や膝がだるく無力, 腰痛, 水腫, 排尿痛, 排尿困難, 血尿, 鼻出血, 吐血, 喀血, 歯齦の腫脹疼痛, 口内炎, 歯齦出血, 頭痛, めまい, ふらつき | |||||
方剤 | 安産湯, 痿証方, 加味四物湯, 加味八仙湯, 牛車腎気丸, 舒筋立安散, 折衝飲, 疎経活血湯, 大百中飲, 大防風湯, 独活寄生湯, 補陰湯 | |||||
広恵済急方(日本古典) Tips! | 8. 臨産急証: 出産に関する急病 └ 8-1. 難産 【疾患注釈】胞衣不下(えなおりざる):胎盤が降りない 兒生下時(こうまれるとき)、看生人(かいほうにん)産母の胸前をしかと抱き、産婦も亦自分にて肚腹を緊(きびしく)抱くべし、胞衣下る 【用法】牛膝二匁、冬葵子一匁、水に煎じ服す <下巻74丁> | |||||
関連情報 | 新訂和漢薬 | |||||
同類生薬 | 牛膝 (懐牛膝),川牛膝,土牛膝 | |||||
参考文献 | JP18: 第18改正日本薬局方. C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. I, pp 27-29. C2) 生薬学概論,p312. L1) 官準 広恵済急方 L2) 近世歴史資料集成第2期 (第9巻) 民間治療(2) L3) 新訂 和漢薬 | |||||
備考 | 『日局18』ではゴシツ(牛膝)はAchyranthes bidentata または ヒナタイノコズチ A. fauriei の根であると記されている。栃木県や奈良県で栽培された牛膝を「常陸牛膝」,野生品を「藪牛膝」と称していた。現在これら日本産牛膝の生産はない。 植物学ではヒナタイノコズチはイノコズチ (ヒカゲノイノコズチ) A. bidentata (= A. japonica Nakai) の変種とされ,A. bidentata Blume var. tomentosa (Honda) H. Hara の学名が与えられている. | |||||
更新日 | 2021/09/27 | |||||